浮気している夫が、相手の女性と「君を本当に愛している。いつか必ず一緒になろうね。」
こんなLINEやメールでのやり取りが見られることがありますよね。
そんな時、夫が心底愛しているは浮気相手の女なのではないか?と不安になるかもしれません。
不倫している夫が心底愛しているのは誰なのでしょうか?
浮気夫が心底愛しているのは○○
浮気している夫が心から望んでいるもの。
それは相手の女性との結婚?あるいは本当は家庭を愛している?
夫が何を考えているかわからないと、探りたくなるものですよね。
結論から言うと、不倫している男性が一番愛しているのは、幻想の中のイケてる自分自身です。
不倫者同士の会話、未来のタラレバ
不倫している人たちの会話を聞いたり見たりしたことがある人は、彼らの会話の中に、いつか○○したいね、みたいに、未来の話が多いことにお気づきだと思います。
今現在の話ではなく、夢を語れる未来に焦点を合わせる。
そうすれば今の責任を取る必要もないし、今お互いの間にある壁を見なくて済む。
そんな関係が心地よく、今よりも未来ばかり。
要するに幻想世界の、仮定の話、タラレバ話ばかりです。
こんなタラレバ話をしている男性は、今は何の行動もしていませんよね。
いつか妻とは離婚するんだ。子供が大学生になったら、君と一緒になろうと思ってる。
このように、未来に焦点を合わせて、これをしてあげる、あれをしてあげる、と女性に言うことによって、簡単に女性を喜ばせることができます。
そうすると女性もそれを真に受けて
「嬉しい!」「本当?」「頼もしいわ。」「あなたみたいな人初めて。。。」
みたいに、心地よい言葉をもらえるわけです。
この時、夫が一番うっとりと楽しんでいるのは、相手女性その人本人の魅力ではなく、女性を喜ばせている自分の姿です。
しかしそれは幻想世界で、口だけのものですよね。
ただこの二人の間では、お互いに口から出てくる言葉以外に何も実体のあるものがないので、その時だけは現実のことのように錯覚するのです。
男性としての偽りの全能感
さらに、不倫にはまってしまうのは中高齢の男性が多いのですが、この年齢になると生理的な男性機能が低下します。
それとともに、なんとなく自分の人格的な成長が止まったような感じがしたり、このまま男として枯れて行く気がして非常に焦ることがあります。
そんなときに妻以外の女性と不倫を始めると、新鮮な性行為で得られる刺激が、「若返った!」と錯覚させるのです。
また、不倫をするタイプの女性は、性的に求められることで優越感を感じるので、男性に性的なアピールをしてきますし、男性のアプローチを大袈裟に喜んだりします。
- こんなの初めて!
- いいわいいわ
- もっとして、すごい!
これらの大げさな反応を、女を喜ばせる俺はすごい!まだ枯れてない!男として有能だ!そう感じるわけです。
この時にも浮気中の夫が心底愛しているのは相手女性ではなく、幻想世界の中で生きている自分自身の姿なのです。
不倫初期は、夫は相手を愛していると勘違いしている
以上のように、不倫にハマっている男性が心底愛しているのは幻想の中の自分なのですが、本人はそれに気づいていません。
錯覚だということに気づかないので、特に浮気が始まって初期の頃は、俺は彼女に本当に恋している。彼女は俺の運命の人だ!と思い込んでいることがあります。
この錯覚から目が覚め、自分が本当に追い求めていたのは、幻想の世界で大活躍してる自分自身だったのだ。。。と気づくまで、正直、時間はかかります。
不倫を繰り返す男性は、そういったことに気づけないから、何度も同じことを繰り返すのです。
妻は夫の幻想をどう捉えるか?
一方、このような浮気夫に対して、妻がどう捉えるか、これも大きな課題ですよね。
夫が夢見るお子様であった、幻想の自分を追い求めて不倫をし、わたしを心底傷つけた。
この男と、今後どうして行くのか。
夫は夢から覚めて、等身大の夫に戻ることができるのか?
答えがない中で、妻は待ち続けなければいけないの?
これは、妻にとっては厳しい現実です。
夫はバカみたいな夢を見て、妻は過酷な現実を味わされている。理不尽ですよね。。。
ただ、やはり夫を夢から覚まさせ、現実の世界でも愛すべきものがあるということに気付かせられるのは妻しかいないと思います。
妻がそれだけ、夫に対して現実的で、大きな愛を注ぐことができるか。
もちろんそうするかどうかは、妻は自由に選択できることでしょう。
ただやはり、妻が放っておいて、夫が自発的に幻想から目覚め、現実に戻って家庭への愛に気づくことができるかと言うと、かなり難しいのではないかと思います。