浮気した夫がよく使う言葉に「出来心」というのがありますね。
浮気がバレたときに、なぜか夫が「出来心なんだ……」と言うと、なんとなく許してしまう奥さんも多いです。
ただ、まずその「出来心」は本当にそうなのか。
また、出来心だからといって何となく夫婦そろって「しょうがないね」みたいになってしまうのも、良くないですよね。
出来心で浮気した夫
「1回だけ!出来心なんだ!」
浮気がバレたご主人がよく言う言葉です。
出来心とは「そのときにふと浮かんだ良くない考え」「無計画でついふらふらしてしまう悪事」みたいな意味ですよね。
この言葉には、悪気はないとか、意図的ではないといったニュアンスがあります。不倫について使われていれば
- 本気の恋愛ではない、気持ちは入っていない
- 身体だけの関係だ
- ついうっかり誘惑に負けた
- 自分ではどうすることもできなかった
というような、言い訳めいた意味が込められていると思います。
鉄板ウソワード俳句 出来心・酔った勢い・一度だけ
ただ、浮気バレした夫は、その瞬間に妻にこれ以上怒られないように、嘘をつきます。
その中で特に多い「鉄板ウソワード」が3つあります。
それは「出来心・酔った勢い・一度だけ」です。(俳句ができましたね!季語はないけど!笑)
このワードは多くの浮気夫が妻に言いますが、実際は出来心なんかではなく、かなり深い関係に発展しているということも多いです。
酔った勢いで一度だけなんだ!と言っていたはずなのに女が妊娠。
「一度だけの行為で妊娠したんだ~!」と重ねてウソをついたものの、よく調べたらやはり、その女とは2年以上続いていたというケースも。
ですから、「出来心・酔った勢い・一度だけ」が夫の口から出てきたときに、そうなんだ……一度だけなんだ……と夫の言葉だけで信用しすぎてはいけないです。
出来心と言えば浮気を許してもらえると思っている
夫が浮気を出来心だったんだという理由は、単純にそういえばその場では許してもらえると思うからです。
- 出来心は遊びと一緒
- 出来心は浮気じゃない
- 出来心だから本気じゃない
- 出来心、だから妻は許してくれる。
という甘い感覚です。
多くの男性が、「結婚したって1、2回別の女とやったって、そんな大したことじゃない」と思っています。
だから妻に対しても、そういう無神経な言葉を使うのです。
浮気夫の「言葉」を信じないこと
基本的に浮気する男性の「言葉」を、信じすぎないことをお勧めしています。
これは、夫を愛している奥さんには難しいことかとは思います。
しかし浮気中の男性というのは、「飲んでない」と妻に嘘をつき、隠れて酒を飲み続けるアルコール依存症の人たちと同じような状態になっています。
悪いとわかっていても、嘘をついてでも続けてしまう不倫……。
それは、相手の女性が魅力的だからなのではなく、不倫という刺激物を、手放すことができない依存症と同じということです。
ですから「出来心だった」という言葉が本当に出来心かといえば、おそらく違う人もいることでしょう。
妻には「出来心」と言い、相手女性には「本気だ」というのが不倫男性です。
妻には「俺が浮気なんてするわけない、お前だけだ」と言い、相手女性には「妻のことは女と見れない、もう君だけだよ」というのが不倫男性です。
ご主人は、本当に出来心で浮気する男性ですか?
夫は「出来心だ」と言ってはいても、あなたはどう思いますか?
本当に夫は、出来心で浮気をするような男性ですか?
あるいは出来心といいつつ実は……という嘘をつきそうな人でしょうか?
夫本人の性格や態度から分析してみてください。「女の勘」を働かせて、感じとってみてください。
本当に出来心からの浮気だとしても、許せないなら許す必要はない
夫は「出来心だ」と言えば、軽く妻に許されると勘違いしていると思います。
そして妻の側も、「出来心」と言われると、なんとなく「誰にでもある気の迷い、ミスみたいなもの。だから許してあげないといけないのかな?」と思いがちですよね。
しかし、そこに浮気夫の狙いがあります。(無意識です)
出来心の浮気くらい許すべきかな……と思う妻の寛容さに甘えて、逃げようとしているだけだと思います。
たとえ本当に出来心の浮気であっても、あなたが本当に傷ついたのなら、怒り狂ってもいいし、許さなくていいです。
むしろ、「出来心だから仕方なかった」と言って、軽く逃げようとする浮気夫には、あなたの苦しみや怒りをしっかり見せた方が今後のためです。
出来心で浮気して、軽く許されてしまったのなら、次もまたいつ出来心がわいてくるかわからないですよね。
次もまた「ごめん、また出来心が……」といって浮気を繰り返していいわけがないですよね。
そうさせないためにも、「出来心という言い訳は、うちの家庭では免罪符にならないよ!」というルールにしておいた方がいいと思います。