夫の浮気に気づいたとき。衝撃と絶望で、夫を信じられなくなりますよね。
そして不倫、浮気系でネット検索すれば、「探偵に相談しましょう!」「証拠をとりましょう!」「証拠があれば女に慰謝料を……」「不倫の解決には何より証拠の有無!」みたいな情報にもよく出会うので、まずは証拠をとるのが重要なんだ!と思うことでしょう。
一方、「そんなに証拠集めばかりしたって、夫の愛は戻らない。不倫の証拠探しなんて自分が傷つくだけだから、やめた方が良い」という意見もありますよね。
しかし、奥さんがきちんと夫婦の浮気問題を解決したいのなら、証拠は必要だし、証拠探し以上に大事なのは、夫の真実の姿を見ることだと思います。
証拠を集める以上に大事なのは浮気夫の真実を知ること
証拠集めの活動をすると、嫌でも「夫の真実」を知ることになります。
これは本当に、怖いことでしょう。
夫が今、どこで誰とどのような浮気をしているのか、夫は本当はどんな人で、どういうつもりで妻である私を裏切っているのか、知るのが怖い。
知ってしまったら、自分がどうなってしまうかわからない。
知ってしまったら、夫に何をするかわからない。
だったら、見て見ぬふりして我慢した方がいいだろう。
放っておけば、いずれ浮気をやめるはず。
そんな期待から甘い考えに流れてしまうものの、やっぱり放置しておくとヤバいということにも気づいて、証拠集めをしようかと迷う。
そのように気持ちが定まらないと、よけい辛いですよね。
夫の真実を知るというのは、本当に勇気が要ると思います。
夫の真実を知ることによって、今までつちかってきたものが壊れる可能性がありますからね。怖いのは当然です。
真実を知らないと不利な心理状態に追い込まれる
ただ、この記事にも書きましたが
夫が今、誰と何をしているのか知らないままでいるというのは、本当に不利な心理状態に追い込まれやすいのです。
浮気中の夫は、とても自己中心的で非情になっています。
しかも、夫は、自分がしていることは把握していて、奥さんは知らない。
こういう状況であれば、知っている人間は自分有利に動けるのに、知らない人間は振り回されて不利な展開にさせられてしまうのは当然なのです。
ですから夫の真実を、怖いけど逃げずに知ること。
これが解決への第一歩です。
知らないままで対処できないです。
知らないままで、その夫と今後歩み続けることが本当に幸せなのか、判断できるわけないです。
夫があなたに何を隠しているのか、どんなことができてしまう人なのか。あるいは何ができない人なのか。
知らないと何も判断できないですよね。
ですから、証拠を集める、という意識ではなく、夫の真実を知るという意識で、夫の言動を把握するようにした方がいいです。
真実を知ることで、奥さんが心理的に不利になることは避けられますからね。
浮気の証拠物を前に、冷静に判断する
また、夫の真実を知ろうとすれば、おのずと「証拠」といえるものも集まってきます。
それが集まってきたときに、その証拠物を前にして、あなたが適切な判断をしていけばいいと思います。
夫の真実の姿を前に、離婚を選択するのであれば、証拠物を利用すれば有利な条件で離婚ができるかもしれません。
離婚でも女への慰謝料請求でも、法的にきちんと対処するには、法廷でも使えるレベルの証拠が要ることもあります。
これも、夫の真実の姿を知るうちに、「うちの不倫問題は深刻化するかもしれない」と感じるなら、夫から離婚を宣告される可能性もありますから、夫と女と戦うためにはきちんとした証拠物があると心強い、とわかるはずです。
その場合は、お金が要りますが調査会社に依頼して証拠をとっておく、という選択肢も見えてくるでしょう。
集めた証拠を無駄に使わないで
ちなみに……
「見つけた証拠物を夫に突き出し、問い詰めて責めて謝罪させたら、不倫は終わる!女ともスパっと別れて、また円満夫婦に戻れるはず!」と多くの奥さんは思うのですが、実際はそう簡単に行かないことが多いです。
証拠物を見せたって、「俺じゃない」としらばっくれたり。嘘ばかりついて逃げ、水面下で女と会い続けたり。。。
そういうことが起こり得るのが、不倫の現実です。
証拠を夫に突きつけてしまうと、手の内を見せてしまうことになり、結局水面下に潜られてしまい、また振り出しに戻る、ということにもなりかねません。
ですから夫の真実を知り、かつ証拠物が集まってきたとき、それをどう使うか?も冷静に考えておくことをお勧めします。
証拠があれば浮気は解決!ではないです。
真実を知ることで、あなたが自分の頭で判断ができるようになるから真実を見る。
そうすると証拠が集まってくるけど、それを夫に突きつけても水面下に潜るだけだから、手の内を見せないこと。
そしてあなたが今後どうしたいのか、その方向性が決まったときに、あなたに有利に働くように持っている証拠を利用する、という意識でいて欲しいと思います。