夫の浮気のフラッシュバック、無理に消そうとしない方が早く楽になれる

浮気されたトラウマからの回復

夫の不倫問題、悩まされるのはフラッシュバックですよね。

 

何年もフラッシュバックに苦しんでいる人がいるくらいです。

 

本当に辛いと思いますが、フラッシュバックは無理に消そうとしないようがいいように思います。

過去の記憶が再現されるフラッシュバック

スマホに入っていた浮気相手と一緒にいる動画を見てしまった、調査会社から提出された報告書に写っていた夫と女の姿。

 

ふとした時に映像が思い浮かんできて、怒りや悲しみに気持ちが支配されてしまう。

 

鬱のどん底に落ちる人もいれば、夫に当たり散らしたり、過呼吸になる人もいます。

 

辛いフラッシュバックが続くと、何とかしたいと思いますよね。

 

もう浮気は終わったはずなのに、いつまでもフラッシュバックに悩む私は、心が弱い!とフラッシュバックが起こることに対して自分を責める人もいます。

 

心が自分を取り戻そうとしている

過去の嫌な記憶がありありと再現されるフラッシュバックは、なぜ起こるかまだはっきりとは解明されていません。

 

戦争や災害や事故で深く傷ついた人たち、幼少期に虐待を受けた人たちによく発現することが知られています。

 

浮気で受けたトラウマも、それと同じぐらい辛いということ。

 

まずはあなたが受けた傷は、たいしたことない、と片付けていいものではない、と改めて認識して欲しいです。

 

そしてフラッシュバックは、心は回復に向かっていて、本来の健康な自分を取り戻すために絶対に必要な反応です。

 

心の中に閉じ込められた大きな傷は、本人がそれを受け止められる状態になった時に、徐々に記憶として戻ってきます。

 

ですからフラッシュバックが起こるということは、あなたがそのつらかった記憶を受け止められる心の力がついているということ。

 

そして何度も何度も記憶を蘇らせることで、だんだんその記憶が薄れていくという性質があります。

 

それを思い出さないようにしたり、目をそらし続けると、いつまでも記憶が心の奥に閉じこもったままくすぶり続けます

 

フラッシュバックが起こる自分を責めないで

健康になるためには、くすぶり続けている記憶を少しずつ外に出して、薄めていかなければいけない。

 

そのためにフラッシュバックが起こっているわけです。

 

あなたの心が弱く、いつまでもくよくよしているからではありません。

 

  • 浮気を許さなければと思っているのに、何度も記憶が戻ってきて夫を責めてしまう、そんな自分が情けない
  • 忘れよう忘れようと思っているのに、夜になると記憶が戻ってきて、このままだと夫を刺してしまうのではないかと怖くて仕方がない

 

このように感じる妻もいると思います。

 

これは、フラッシュバックが起こる自分自身を責めているから苦しいのだと思うのです。

 

ですからまずは、フラッシュバックが起きることは仕方がないないと諦めること。

 

無理に消そうとせず、思い出すままに思い出してみることにチャレンジしてみてください。

 

辛いのは分かります。

 

ですが、記憶は何度も蘇ることで、記憶に絡まった嫌な感情はだんだん薄まってきます。

 

そして思い出す回数も減ってきて、時期が来れば記憶は残っていても、それに絡まった嫌な感情が出て来なくなってきます。

 

むしろ意識的に思い出す方が早く楽になる

私はトラウマセラピーを専門にしているのですが、トラウマ的記憶は思い出す方が早く楽になれるという傾向がありますので、その方の状態に合わせて、なるべく意識的に思い出す時間をとってもらうこともあります。

 

例えば、一人でいられる時間に、リラックスした場所で座ります。

 

そして目をつむり、傷ついたあの時を、自分から思い出していく。

 

そしてその時感じた、つらかった気持ちを自分自身で受け止めてあげます

 

嫌だったね、つらかったよね、気持ちが悪いよね、腹が立つよね、胸がつぶれるように痛いよね。。。

 

このように感情に寄り添い、自分自身を慰めるようにつぶやきながら、繰り返し思い出すのです。

 

泣きたければどんどん泣きます。叫びたい時は叫ぶのです。

 

これを気が済むまで繰り返します。

 

そうすると心も体も疲れるので、もうそれ以上、考えられない状態になります。

 

そうなったら、その日は終了です。

 

そしてまた次の日に、同じように自分から記憶を探りに行くわけです。

 

これを繰り返していくうちに、思い出すことがめんどくさくなったり、思い出しても嫌な感情をそれほど感じなくなってきます

 

このように時間を作って自分から思い出し作業をする方が、突発的なフラッシュバックに襲われることが減ってきます。

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