夫が浮気をしていて、いつまでも浮気相手の女と別れないとき。
妻としては、相手の女が相当魅力的で、好きだから別れないのか……と思うかもしれません。
そういうケースもありますが、不倫男性が相手の女性と別れないのはマイナスの理由もたくさんあります。
心の闇を持つ不倫相手の女性
不倫相手の女を想像すると、一般的には若くて色毛のある女性なのかな?とイメージしますよね。
しかし不倫相手の女性は、外見もさることながら、内面(性格)的には色んなタイプの人がいます。
一番やっかいな不倫女は、心の闇が深い人です。
心の闇とは、「人のものを略奪したい」「経済的に楽になりたい(お金欲しい)」「相手を自分の思うとおりに支配したい」みたいな欲望です。
誰もが持つものではありますが、不倫という特殊な世界に入ってしまうことで、その女性が持つ「深い心の闇」が発揮されて、男性を心理支配していくことがあります……。
こういうタイプの人につかまると、男性側もどんどん泥沼に陥り、別れたいのに別れられないというアリ地獄に落ちていくことがあります。
最初は健気な癒し系
不倫が始まった初期は、女性側は相当無理して「健気で癒し系」な態度で、相手男性に接します。男性側も
- 彼女は本当に優しい
- いつ会ってもニコニコしてくれて、自分を全部受け入れてくれる
- 綺麗に装ってセクシャルな欲望も満たしてくれる
- 「会いたいの」「好き」「素敵……」と褒めてくれる
浮気夫はこのような気持ちになり、「妻とは大違いだ、彼女は運命の人に違いない」と勘違いします。
実はこのような甘い対応をしている期間、女性側はかなり無理をして男性と付き合っています。
相手の男から気に入られるにはどうしたらいいか?男性心理とか男性が好む性的テクなどを研究している不倫女もたくさんいます。
(最近は、不倫女向けの「既婚男性との略奪結婚を叶える方法」みたいなセミナーやコンサルティングが盛んなのです)
要するに、猫をかぶっているということです。
一方、男性側はそんなことにはまったく気づかず、そのときの甘い対応をしてくれるのが女の本質だと思って酔い痴れている。
この後、自分はどうなっていくかなど、想像もしないまま……。
男性を利用して、欲望を叶えようとし始める
最初は「あなただけを愛してる」「こんな男性はじめて……」と健気に男性を持ち上げることで、徐々に、男性の心にしのびこんでいく不倫女性。
男性側も、その対応を報酬とみなすようになります。(ご褒美、みたいな感じですね。)
そのようにして気づかないうちに、男性は相手女性の言いなりになっていきます。
そのころから、今度は女性側に色々なものを吸い取られていきます。
まずは経済的に。
- 「ねえ、あれ買って欲しいの」
- 「奥さんのより高い指輪じゃないと嫌よ」
- 「奥さんとは絶対行かないような高級レストランに連れてって」
- 「奥さんには生活費を渡しているのに、私には○○も買ってくれないなんて……やっぱり私のことは遊びだったのね?」
こう言われると男性側は、女性が「奥さん」を強く意識しているのがわかるし、妻よりも上位の物を与えないと女が不機嫌になるということを学び始めます。
そして断ったりすればセックスをお預けされたり、それこそ不機嫌な対応で困らせられることも。
女の指示に従わないと不機嫌やセックスお預けなどの「罰」が与えられ、女の欲望を叶えれば、「報酬」が得られる。
男性は全く気付いてはいませんが、この時点ですでに女の部下みたいな状態になっているのです。
このあたりから不倫女は、本能的に、不倫男性の自我の弱さを見抜いています。
自分の意思を持たず、「罰」と「報酬」で簡単に心理操作されやすい不倫男性の本質を……。
自分を被害者に設定し、男性を追い詰める
さらに関係が長くなってくると、男性側の女への性欲が冷めてきます。
それを敏感に察知した女は、今度は自分を「もて遊ばれた被害者」に設定します。そして……
- 今すぐ会いに来て!そうじゃなきゃ、奥さんにこの関係言うから!
- 最近LINEの返信が遅いね……やっぱり私、いつまでも日陰の女なんだね(哀)
- 私を都合よく使って、奥さんの元に帰るなんて許さない
- 奥さんと離婚したいって、あれは私を都合よく使うウソだったの?
- ねえ、いつまで待たせるつもり?あなたを信じてずっと待ってきたのに、離婚するのはいつなの?
- もう会わないっていうなら、死ぬから!!
このような、半分脅しが混じったワードで男性を支配していきます。
男女関係は長くなれば性欲は冷めるものの、普通の恋愛関係なら、信頼関係や穏やかで安定した愛へと変わっていきますよね。
しかし、不倫関係では逆です。
男性の性欲が冷めたあたりから、女性が猜疑心と支配欲、被害者意識でダークになり、男性はそれから逃れられず、どんどん生気を吸い取られて行くという関係性になります。
このとき、不倫男性は、自分が危険な状態に陥っているということに、はっきりは気づいていません。
ただ、おそらく「本当はもう会いたくない」と感じているでしょう。
しかしこの段階で女に「もう会いたくない、別れたい」などと言おうものなら、上記のようになるのが目に見えているので、言えない。
むしろその時の女の感情をおさえるために、自分の首をしめるようなウソをついてしまいます。
「ああ、妻とは別れるよ。待ってて」
「君だけだよ、本当に会いたいよ、また今度○○に旅行にいこうね」
そして言質を取られた不倫夫は、もっと女性に支配されていくことになります。
男性のなかには、音信不通という方法で女を遠ざけようとする人がいますよね。
これも結局は、別れ話を本人に言えない心の弱さのあらわれなのです。
女側は音信不通のされると余計感情的になり「このままフェイドアウトなんてひどい!ずっと待ってたのに。全部会社にバラすから覚悟してね」みたいな脅しを男に送ります。
それを知り焦った男性は、また女に連絡することになってしまい、そこでも自分の首を絞めるウソをつく。
「妻にバレてやばいことになったんだ。今は会えないよ。ほとぼりが冷めたら、絶対迎えにいくから待ってて」
こういった言葉を聞くと、女の側も勘違いしはじめ
「あなたが冷たくなったのは、奥さんが縛ってるからよね?」
「奥さんさえいなければ、私たち結ばれるのにね……かわいそうなあなた」
という会話になり……
さらに「今すぐ奥さんに電話して!別れるっていってよ。私の目の前ではっきりさせて。なんなら私から奥さんに引導を渡してもいいのよ?」みたいに暴走する女もいます。
このくらいになっていると、男性は自分がどういうウソを女に言ったのかわからなくなっています。
そして、自分がどうしたいのかもわからない。
ただ、女が被害者意識で感情的になったら何をされるかわからず、恐怖でいっぱいです。
女を怒らせたために失うかもしれないものが、具体的に見え始め、一層女に逆らえない。
会社にバラす、自殺してやる!妻と子どもをどうにかしてやる!今まで大事にしてきたものが破壊されるかもしれない……
そうなったとき、男性ができることは女に再度ウソをついてその場を逃れることくらいなのです。
そして、妻という比較的理解のある家族に対して、女に言われるまま「お前とは離婚だーっ」「前からお前のことはオンナとは見られないんだーっ」と暴言を吐く。
もちろんそれは本心ではないですが、「妻にはちゃんと言った」というアリバイを作っておかないと、女がどう出るかわからないので仕方がないのです。
浮気相手の女とは、別れないのではなく別れられないのかも
上記は極端な例ではありますが、もしかして夫が浮気相手の女性と別れないのは、別れられないからなのかもしれない、ということです。
最近の不倫女性は、非常に略奪思考が強いです。
自分の心の闇や欲望を、自分で埋めようとするのではなく、誰かから奪おうとする。
また、それを助長するような「不倫女向けの略奪愛支援サービス」みたいなのが台頭していて、不倫男性はかんたんにワナにはまりやすい時代になっているのです。
男性も、浮気をはじめた初期段階では、まさか自分が女に操られることになるとは思ってもいないし、終盤になっても操られていることに気づかない人もいます。
完全に洗脳されていると、本当はどうしたいのか、夫自身もわからなくなっている。
だからこそ、長年連れ添った妻に対しても簡単に「離婚してくれ」のようなことが言えてしまうのでしょう。