夫は浮気をして、そして女と別れて家庭に戻ってきたが、どうしても過去の夫の浮気を許せない奥さんもいることでしょう。
ただやはり、許せないままだと夫のことが嫌いで仕方がなく、離婚のことを考えてしまう。
許さなければ夫婦修復できない!それなのに許さなければと思えば思うほど、夫が嫌いになって、八方塞がりになってしまう。
こういう葛藤って本当につらいですよね。
浮気した夫を許せないまま、夫婦修復って、できるものなのでしょうか?
浮気・不倫行為を許さないと夫婦修復できないという嘘
実際に、浮気した夫を許さないまま、夫婦関係の修復を目指しているご夫婦はたくさんいます。
夫を許してはいないのに、夫婦仲が以前よりも良くなったという奥さんもいます。
夫の過去の浮気を許さないまま、離婚せずに幸せになっている人は、たくさんいます。
妻が夫の過去の浮気を水に流し、許してあげないと、夫婦仲の修復ができないというのは嘘だと思います。
夫の浮気を許さなくて良い
そもそも、浮気をした夫を許すことが出来る妻っているんでしょうか?
到底許せないですよね?忘れることもできないですよね。
忘れる必要もないし、許す必要もないと思います。
一方、浮気をした側の人間は、許してほしいとか、忘れて水に流して欲しい、と思っていると思います。
その方が、罪悪感が消えるし、楽になれるからです。
「過去の浮気を許してあげないと、夫婦修復できず離婚になるかも」
こういった妻の不安を利用して、肩の荷を下ろしたい夫が「許してくれ、蒸し返さないでくれ、もう忘れてくれ」と言うのです。
そう言われると妻は、許せない自分がもどかしいし、夫婦仲が良くならないのは自分のせいと思ってしまいますよね。
でも、許さなくていいと思います。許さないまま、修復を目指していいのではないでしょうか。
夫の罪悪感を肩代わりする必要はないですからね。
わざわざ夫を許してあげ、本来夫が背負うべき罪悪感まで引受け、その上で修復の努力をするなんて、少し無理があると思いませんか?
浮気・不倫行為と夫本人を分けられるようになる
浮気が発覚した初期の段階では、夫本人と「浮気をした」という事実と結びついてしまい、夫の人格と浮気行為を切り離せないですよね。
夫=浮気した奴。
このような構造が出来上がるので、夫の全人格を全て許すことができない、全て受け入れられないという感じだと思います。
この段階だと、もう離婚しかない、顔も見たくない!という状態ですよね。
しかし、だんだん時間が経つにつれて、夫本人と浮気行為を、切り離して考えられるようになります。
夫本人の人格と、その一部が引き起こした浮気行為。
これを分けて考えられるようになると、夫は受け入れることが出来るけど、浮気行為は許さない、と器用に分けて考えられようになってきます。
不思議ですよね?
でも、今すぐにこのように考えようとしなくていいのですよ。
ここまで来るには、いろいろな葛藤を乗り越えて、向き合い、散々修羅場をくぐってからですから。。。
単なる恋愛なら終わるが夫婦だからこそできる神業
浮気は許せないが、夫を受け入れることができるようになる。
これは、夫婦だからこそ起こる不思議現象ですね。
単なる恋愛関係だったら、おそらく瞬間的に切れている関係。
夫の浮気問題で苦しみを乗り越え、人格的に成長した妻にしかできない神業なんだと思います。
一方、そんな妻の愛に気づいて、夫が本当の意味で更生することができるのか?
それは夫本人の人間力にかかっているため、何とも言えないです。
それでもまだ変わらずに浮気を繰り返す男性もいますし、妻と向き合うことをきっかけに本物の夫婦愛に目覚める男性もいます。
いずれにせよ本物の夫婦愛を築くために、妻が夫の過去の浮気を水に流し、許す必要はないということ。
許す許さないは、修復には関係がないということです。