浮気中、妻への態度が豹変する不倫夫の方が実は人の心があるかも?という話

浮気夫の心理と本音

浮気を始めてから、態度が豹変した夫に苦しんでいる奥さんは多いですよね。

 

  • もうお前とはやっていけない
  • 顔も見たくない、話したくない
  • お前はいつも、俺を否定してくる。もう我慢したくない
  • 本当は結婚するのは嫌だった。昔からお前のことは好きじゃなかった

 

こういうことを言い、自室に消えたり、家にかえって来なくなったり。

 

ことあるごとに「チッ」と舌打ちして奥さんを遠ざけたり……。

 

そんなひどい仕打ちをされると、本当に絶望しますよね。

 

  • もうダメだ……この人は完全に変わってしまった。
  • この人とは、もうやっていける自信がない。
  • これほどまでに嫌われてしまったのなら、もう何を言っても無駄な気がする。。。

 

そう思うのも当然です。

 

事実、こういう夫の態度に心が折れて、本当に修復不可能な状態になっていくご夫婦もいます。

 

ただ、浮気夫の中には「浮気しているというのに、家庭での態度がまったく変わらない人」という人たちもいまして

 

実は、このタイプの人の方が悪質度が高いこともあります。

 

むしろ、人としての心があるからこそ、浮気中は家庭での態度が変わるのかもしれません。

 

不倫男性は、奥さんの前ではそうなってしまうのも仕方がないな……という心理状態になっていますからね。。。

 

ですから、態度が豹変したからといって、ご主人が完全に冷たいひどい人に変化したというわけではないと思います。

 

さらに浮気が終われば、豹変した夫も、また元に戻ってくるということも考えられるのです。

妻への態度が変わる=悪いことをしている自覚がある

まず、浮気を始めた頃、あるいは浮気がバレたころに、家庭での態度が豹変するという夫の場合。

 

それはご主人が「悪いことをしている」という自覚があり、それに伴ってうしろめたさとか奥さんにバレたらヤバいな、という不安など、人として当然の心理が働いているということです。

 

(だったらやるなよ!と思いますけど……)

 

一方、家での態度が全然変わらない人というのは、悪いことをしている自覚すらないとか、奥さんにバレたらどうしようと不安にすらならない人かもしれません。

 

  • 「男は浮気くらいしたって平気さ」
  • 「どうせバレたって妻にはウソをつき続ければいいし~♪」
  • 「別に妻が泣こうがわめこうが、どうだっていい」

 

こう思っていれば、浮気の渦中であっても、家庭での態度はあまり変わらないです。

 

板挟み状態に疲れ、ストレスでイライラしている

また、不倫女と会って、家庭に帰り奥さんと生活する。

 

そしてどちらに対してもイイ顔をして、どちらの女性にも嘘をつき、どちらの女性に対しても「君の方がずっと好き」という態度を取り続ける。

 

そんな生活は、普通の男性ならすぐに続かなくなるのです。

 

(だったらやるなよ!と思いますけど……)

 

相当器用な男性でない限り、二股状態がキツくなってきます。

 

そうなると次第に奥さんに対して冷たい態度を取り、二股の状態から解放されようとするのですね。。。

 

特に女が嫉妬心の強い女で、「奥さんには優しくしないで!」とか「奥さんと仲良くするなんて……私のことは遊びってことでしょ?」みたいにプレッシャーをかけるタイプだと

 

不倫男性は徐々に疲れ、ストレスでイライラしてきます。

 

そして甘えることができる家庭で、そのストレスを発散するわけですね。

 

一方、態度が変わらないタイプの人の場合。

 

上記と同じく、奥さんに対しても罪悪感が無く。

 

不倫女から圧力を受けていても、それに動じることもなく。

 

二人の女性に対して嘘をつくことへの心理的負担も少ない。

 

だから飄々と、平気でいられるのかもしれませんよね。

 

ということで、浮気を始めてから奥さんへの態度が豹変するのも、一応「人の心があるからこそ」と言うこともできます。

 

問題は、豹変した夫の態度に奥さんの方が参ってしまい、本当に嫌われたと勘違いして逃げるように離婚を選んだり、浮気夫に対して適切な対処が取れなくなることです。

 

浮気して豹変するのは、浮気の最中だからこそなのであって、女と別れれば元に戻ることも多いですから、振り回されすぎないように頑張ってください。

 

豹変状態から元に戻る条件

態度の豹変状態から元に戻るときとは、いくつか条件があるのですが、それは

 

嘘をつく必要がなくなってから

不倫女と本当に別れていて、奥さんに対してもう隠していることがなくなったとき。

 

夫は奥さんに近寄られてもウソをつかなくて済むし、下手なことを言って隠していることがバレる心配もなくなるので、豹変した態度も元に戻ってきます。

 

一方、「浮気はもうやめた」という発言をしているというのに、態度が浮気中と変わらない場合は、まだ終わっていない(水面下で継続中)可能性が高いでしょう。

 

「女とも別れたけど、お前とももうやっていけない」「お前が嫌いだという気持ちはこれからも変わらない」みたいなことを言うのは、まだ女がいて、それを知られたくないからかもしれません。

 

「責められる」という不安がなくなってから

奥さんから浮気について責められるに違いない!と思って恐怖を感じている夫は

 

浮気中とおなじように奥さんに冷たく当たって遠ざけたり威嚇したりして、何とか責められないように防衛的になります。

 

女と別れたけど、妻には許してもらえないに違いない

 

また責められる、怒られる、何されるかわからない……

 

そういう恐怖が強いとき、浮気経験のある男性は自分を守るために、防御の威嚇を続けるのですね。。。

 

これ以上妻を傷つけてはいけないと理屈ではわかっていても、責められる恐怖から逃れたくて、妻に気づかうことなどできない状態になっているのです。

 

そのため浮気を終えてからしばらくして、奥さんの怒りや悲しみが少しずつ癒えてきて、夫に対して責める機会が減ってくると。

 

夫の方も警戒を解き、徐々に元に戻ってくると思います。

 

妻への愛が減ったから浮気したのではなく浮気したから妻への態度が変化した

ちなみに……夫が浮気を始めてから、家庭での態度が変わってしまった。

 

今までは妻に優しかったのに、急に冷たくなったり、とくには舌打ちをして妻の存在をうっとうしがったり。

 

「家に居場所ないからさ、会社の近くのカプセルホテル泊まるわ」と言い、帰ってこない日があったり。

 

夫と浮気の話をすれば「今はもうお前への愛があるか、わからない」と言われることも。

 

そうなると奥さんは「私への愛がなくなった、だから冷たくなった、だから浮気も始めたんだ」

 

……と思いがちですが、それは逆です。

 

妻への愛が減ったから浮気したのではなく、浮気したから妻への態度が変化したのです。

 

浮気をはじめて態度が変わる夫

浮気をはじめることによって、夫にも心情の変化があります。

 

  • 相手女はなんて新鮮でかわいいんだろう、妻よりいいな
  • 彼女は俺をわかってくれる、嬉しい、家庭にいるより楽しい
  • ただ、妻には悪いな……妻は妻でキープしたいけど、この女との関係もキープしたいな……

 

女との関係が新鮮なので舞い上がるのですが、心の隅には妻への罪悪感もあります。

 

そして、バレたらヤバいという恐怖もある。

 

だから、家に帰って奥さんの姿を見ると、「奥さんから離れたい」と思うのです。

 

ボロが出てバレるのが怖いし、妻の顔を見ると罪悪感で心がザワザワするので辛いからです。

 

だから、態度に出るわけですね。

 

妻から話しかけられないように自室にこもったり、「うるさいな」と冷たく言い放って消えたり。

 

無視したり睨んだり、舌打ちして「俺はお前が嫌いなんだよ」というメッセージを無言で送ってくる人もいますよね。

 

これは結局のところ、妻に隠し事があって、それが明るみに出るのが怖いから無言で威嚇しているだけなのです。

 

 

そして問い詰められれば、奥さんにとって一番つらい言葉を吐く。

 

「ちょっと前から、お前のこと好きじゃなくなった」「もう、お前を愛してるかわからない」……

 

こんな風に言われれば、当然奥さんは「本当に私は嫌われてしまった」と感じると思います。

 

そして、「だから、他の女性に気が向いたのだ」と結論付けやすいですよね。

 

しかしそれは逆で、浮気をしはじめたから夫の妻への気持ちが変化したということ。

 

夫は奥さんを遠ざける必要があるから、態度が変化しているのです。

 

浮気夫の思う壺にならないように

このことを理解しておかないと、浮気問題をなかなか解決しづらいと思います。

 

夫の妻への心境変化が浮気より先だと思い込んでいると、奥さんは原因さがしに奔走することになるし、できもしない「理想の妻」になるべく見当違いの努力をするハメになりますからね。。。

 

  • 私が居心地のよい家庭を作れる妻じゃなかったから、夫の態度が冷たくなった。だから居心地よい家庭を作る妻になろう。
  • 夫が私を愛さなくなった、だから夫は外の女性に恋をした。だからまた愛される女性にならなければ。

 

これをやり始めたら、どんどん自己嫌悪に陥り、浮気を解決できるパワーが減っていきます。

 

それこそが、夫が無意識で期待していることであって、まんまと奥さんがそれにひっかかっていては浮気夫の思う壺です。

 

ある程度今までの自分の態度を振り返ってみて、明らかに落ち度があれば反省することもアリです。

 

しかしそれも、浮気とは関係ないことが多いですからね。

 

ほどほどに反省して、あとは浮気した原因を自分のせいにしないこと。

 

私が愛されなくなったから、夫は別の女に目がむいたのではなく、その逆なんだということを意識してください。

 

他の女に目が向いているから、妻に対する愛が見えなくなっているだけです。

 

浮気相手の女と都合良い関係を続けたいから、妻には黙ってて欲しいだけです。

 

浮気している罪悪感を感じたくないから、妻のことを嫌いになったといってあなたを遠ざけようとしているだけ。

 

浮気中の夫は、妻の存在価値を一時的に忘れていますからね。

 

ただ、奥さんが「浮気していても、やっぱり愛されているのは妻であるわたし!」と、むりやり都合よく解釈するのも弊害はありますね。

 

無理に自分に言い聞かせているだけでは、問題解決にはならないです。

 

ですから浮気中の夫の心理を読んで、自分を責めすぎず、現実的な対処をしていくことが大事だと思います。

 

態度の豹変に振り回されすぎないように!

浮気して豹変する夫、それは一応人の心があるからかもしれません。

 

理解しにくいことですし我慢しすぎる必要もないのですが、少なくとも態度が豹変したのは奥さんのことを本気で嫌いになったわけではないということを知っておくべきだと思います。

 

さらに、豹変後の態度がずっと続くとは限らないこと。

 

女と切れて隠すことが減れば、元に戻る可能性もあることなど、不倫者独特の心を知っておくと、振り回されることも減ってくるのではないでしょうか。

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