夫が不倫をしている、そんな時、妻は今後どうしたらいいのか考えると思います。
すぐに離婚を決断する人もいれば、絶対に離婚などしたくない!絶対に修復したい!という人もいるでしょう。
ただ、夫の浮気問題があった時には、離婚について、一応考えておいた方がいいと思います。
夫の浮気をきっかけに離婚について考えるべき
夫が浮気をしていてその対処をしている最中の人は、どのような状況であれ一度は離婚について考えておいた方がいいかもしれません。
人によっては、絶対に離婚などしたくないという人いると思います。
しかし、離婚をすることを全く視野に入れないままでいると、夫の浮気問題の解決にも不利になることがあります。
夫との心理戦で対等になれない
夫の本音は、「離婚などめんどくさいことはしないままで、妻と浮気相手の女と両方ともうまくやりたい」というものです。
男性にとって離婚するということは非常にリスクもあるし、経済的にも社会的にも損失が大きいのです。
そのため多くの浮気夫は、本気で離婚を考えていません。
妻から離婚されるかもしれない、というのは一般的な男性にとって結構怖い事なのですよ。
そんな中、妻のあなたが、絶対に離婚はできない、離婚したくない!と、結婚生活に依存している状態だったらどうでしょうか?
夫はあなたの言動から、自分が浮気を続けても、妻とは離婚しなくて済むな、と感じます。
女と関係を続けていても、妻は離婚したくないんだから謝れば許してくれるに違いないな、と妻を舐めてくるでしょう。
さらに、妻から「浮気をやめて」とうるさく言われれば
「うるさい!そんなに言うなら離婚だぞ!」とどなれば黙るだろうな……
とも思われてしまいますよね。
実際に、夫の浮気に悩む多くの女性が、離婚は絶対にできないという自分の中のルールのせいで、夫と対等な交渉ができずにいます。
夫の浮気を見て見ぬふりをしたり。
女と会っている日だと知っているのに、問い詰めれば「離婚だ!」と怒鳴られるのが怖くて、黙らざるを得なくなってしまう。
離婚は絶対にできないししたくないという考えにとらわれすぎると、このような感じで夫と対等に話し合えないことが多くなります。
積極的に離婚を考えた方が良いケース
また夫の浮気問題をきっかけに、むしろ積極的に離婚を考えた方が良いケースもあります。例えば……
浮気に加え、DVやモラハラが伴っている
夫が普段からあなたは子供に対して暴力を振るう人であったり、言葉で傷つける人の場合。
浮気が発覚する前から、継続的に DV やモラハラがある男性である場合。
そういう場合はやはり、この男性の人格的な部分が非常に厄介だと思われます。
浮気問題の解決にも非常に時間がかかりますし、このような男性と一緒にいることでだんだんあなたの自尊心を奪われていくので、できるならば離れる方向で考えた方がいいです。
一方、浮気の発覚をきっかけに DV やモラハラ行為が突発的に出る夫もいます。
これは、浮気をこれ以上責められたくないための、自己防衛的な逆ギレで出てしまった暴言だと考えられますよね。
この場合は、浮気問題の解決とともに、徐々に収まっていくことが多いです。
お金の問題がある
浮気問題と並行して、以前から借金の問題がある人。
転職を繰り返すとか、事業をおこすものの失敗つづきで収入が安定しない人も含みます。
また浮気問題に関連して、お金を散財しすぎたり。
あるいは意図的に別居して、あなたと子どもさんの生活費を遮断し、強制的に離婚しようとする、いわゆる兵糧攻めをするような人。
これらの人は女性問題に加え、お金の問題があると思って間違いありません。
家庭人としての経済的倫理観に乏しい。夫としての金銭感覚が狂っている。
不倫問題以外にお金の分野でダメな男性は、正直結婚には向いていません。
浮気・不倫という「不法行為」への罪悪感がない
不倫は不法行為ですし、妻を心底傷つける行為ですよね。
多くの浮気夫は、一応自分のやってることが悪いことだと分かっているし、妻を傷つけたという罪悪感は持っています。
一方、浮気することに何の罪悪感もなく、「女と好きな時にやって何が悪いの?」と本気で思っている人がいます。
このような人は、浮気がバレたときは一応謝りますが、機会があれば再発させます。
妻がいくら嫌がっていても、やめてほしいと頼んでも、心の中ではなぜやめなければいけないのかが分かっていないからです。
浮気について罪悪感がない人は、その人を日頃からよく観察していれば、その傾向が見て取れるはずです。
妻に対して反省の言葉が全くないとか、ニヤニヤしながらしながら女の話をするとか。
出会い系サイトに何社も登録している人や、風俗店のカードをたくさん持っている人。
男性同士の会話で、女性との性的な経験を武勇伝のように語る人など、です。
このような人は、一旦今の浮気関係を清算させたとしても、何度も浮気を繰り返します。
妻への共感性や愛情がない
妻に対して何の愛もなく、優しさもなく、気持ちにも共感してくれない男性である場合。
それは不倫問題がなければ、「そういう人なのかな?」「私たち夫婦はそのような関係なのかな?」くらいで済んでいたかもしれません。
しかし不倫問題を自分で起こして妻を傷つけたのに、妻の心に何の共感もせず、全然関心がないという人。
あなたの夫がこのような人であったら、どれだけ努力して夫婦修復をしようとしても、なかなか難しいですよね。
夫に人の心が宿っていないのですから。。。
幸せの選択肢を狭めないで
このように、浮気の問題にプラスして、お金の問題や、本人の人格的問題がある場合は、無理に夫婦再建の道を選ぶよりも、離婚をして新たな道を歩んだ方がいいかもしれません。
もちろん離婚したくないという気持ちが少しでもあるのなら、離婚はしない方がいいでしょう。
ただし、根拠のない思い込みで、「離婚はできない、だから一緒にいるしかないんだ」と、道を狭めないで欲しいです。
夫婦修復の努力を続けるより、離婚した方がずっとずっと早く、幸せな道を歩けるだろうに。。。という人はいっぱいいます。
離婚の覚悟が浮気終結のキーになる
そして、浮気以外に特に問題はない夫で、今のところ夫婦修復の道を選んでいる人こそ、離婚を視野に入れておいた方がいいです。
それは上に述べたように、交渉が有利に運ぶからです。
「夫が浮気を続けるなら離婚したほうがいい!」と、妻が心底覚悟ができたとき、なぜか夫が浮気をやめて家庭に戻って来るのです。
それは妻が心理戦で優位に立てたとき、離婚しないという囚われから抜け出して、妻が自分の幸せを優先的に考えられたときです。
そんなとき夫は、妻に本当に棄てられるという危機感を抱くとともに、今自分がやっている浮気にはあまりメリットがないこと、妻と家庭を失うデメリットと比べたら、浮気相手の女にはそんな価値はない、ということに気づくのです。