奥さんが夫の浮気に気づき、やめさせようとしているとき。
あるいは夫の不倫相手の女に慰謝料請求をしようとか、とにかく奥さんが不倫問題の解決のために動こうとすると
それをよく思わない夫が「お前、そんなことをして〇〇になったらどうするの?」と、奥さんの良心と罪悪感を刺激してくることがありますよね。
これは結局のところ、浮気夫が自己保身のためだけに言っていることが多いです。
その夫の発言を受けて、奥さんが戦意喪失し、「やっぱり止めておこう……〇〇になったら困るから……」と、大人しく黙らせることが目的なのですね。。。
奥さんの良心・罪悪感を突いて、逃げる浮気夫
- お前、俺のことゴチャゴチャいつも責めてきて、これをいつも聞かされている子どもが心の病気にでもなったらどうする?最低な母親だな
- 彼女(不倫女)に慰謝料請求?やめてくれよ、彼女はお金を持ってない母子家庭なんだぞ、子どもを育てられなくなったら、その子はどうなる?
- もし職場不倫の事実を会社に言ったら、俺はクビになるかも。そしたら、俺たち生活できなくなるでしょ?子どもたちが来月から施設暮らしになってもいいのか?
- 母さんに浮気のことを言ったら、母さんはショックで死ぬかも。あの年になって、もう気苦労をかけたくない……カンベンしてくれよ
- いつまで過去の浮気を責め続けるの?これが続くなら、俺はもうお前とやっていく自信ないから離婚も考えるよ?
こういった内容のことを、まるで奥さんが悪いことをするのと止めようとするかのように、堂々と発言する夫がいますね。
まるで正義感から発言しているかのような言い方をしますので、それを聞いて奥さんが
「確かに……私さえ黙って大人しくしていれば、問題は起きない」と思わされてしまい、結局ガマンさせられてしまうことがあります。
そしてガマンを強いられるのは奥さんだけで、まんまと逃げることができるのが夫、という結末になってしまいます。
浮気夫の方は、無意識にこの展開を狙っているわけですが、なかなか奥さんの方はそれに気づかないですよね。
〇〇になってもいいの?は脅し。冷静に検討してみて
ご主人としては、とにかく自分がこれ以上不利な立場になりたくないから、奥さんに大人しくしていて欲しいだけです。
そのためによく使われるのが、「お前が▼△をしたら、〇〇になるよ?それでもいいの?」という形の、一種の脅しです。
- 女に慰謝料請求するなら、俺は辛くて〇〇になるかも
- 会社にバレたら、俺は〇〇になるかも
- 彼女(不倫女)の夫にバレたら、その夫はたぶん俺に〇〇してくるし、彼女も家庭も○○になるだろう
- 浮気についてあまりゴチャゴチャ言ってると、子どもだって〇〇になるんだぞ
こういうことを言われたとき、すぐにそれを鵜呑みにせずに、これらの「〇〇」は、本当に起きるのかどうかを冷静に考えてみてくださいね。
- 女に慰謝料請求したら、本当に夫は〇〇になるのか?
- 会社にバレたら、本当に夫は○○になるのか
- 彼女(不倫女)の夫にバレたら、本当にその夫は夫に〇〇してくるか?
- 浮気について夫とのケンカを続けると、本当に子どもが〇〇になるか?
そこをぜひ、冷静に考えて、検討してみてください。
さらに、あなたにとって「〇〇になること」は本当に避けたいことですか?
たとえば女に慰謝料請求して、夫が○○になったら、あなたはどこまで困りますか?
会社にバレてもし本当に夫が〇〇になったら、あなたはどこまで困りますか?
浮気を我慢し、夫を逃してあげることと比較して、どちらが困りますか?
ここも、冷静に検討して欲しいです。
別に〇〇になったって、仕方が無いし、関係ないし!と、思えることもたくさんあるはずです。
もし〇〇になってもそれは自業自得
さらに、夫は「もし〇〇になったらどうするんだ?」という言い方をするので、まるで「〇〇になるのは奥さんのせい」と感じますよね。
しかし、実際もし〇〇になったとしても、その責任はすべて不倫者たち二人にあるわけで、奥さんが罪悪感を感じる必要は全然ないのです。
奥さんの行動がきっかけにはなるかもしれませんが、もし〇〇になったとしても、それは不倫者たちの自業自得なのですから。
浮気夫の脅しに屈してガマンを続けますか?あるいは……?
奥さんが、浮気問題の解決のために何かをしたいとき。
夫は必死に止めようとしてきます。そのとき使われるのが、「お前のせいで〇〇になるかもよ?」という脅しです。
その脅しに屈してガマンを続けるか。
あるいは、ご自身の意志をつらぬくか。
良心とか罪悪感を刺激されると、本当に自分がやろうとしていることが悪いことのように思えて、勇気がなえてしまうことでしょう。
ただ、ガマンし続けて結局奥さんだけが損を見るというのは、あまりにも不公平ではありませんか?
奥さんは、そのときに「やろう!」と思ったことを、堂々とする権利があると思います。