夫が浮気をしていて、そのことを話そうとうするといつも黙ってしまう場合。
黙られてしまうと、妻は何もできないですよね。
どうして黙るのか、何を考えているのかもわからず、余計不安になるしイライラするし……。
浮気問題を前に黙る夫
- 妻が「その女性とは別れて欲しい」と言っても、黙る夫
- 「私のことはもう嫌いになったの?だから浮気したの?」と聞いても黙る夫
- 「私たち夫婦を、これからどうしていきたいの?」と聞いても黙る夫
- 「もう、離婚したいっていうこと?本当にそれでいいの?」と聞いても黙る夫
浮気バレした後から、逆ギレ暴言攻撃をしてくる夫もいれば、このように黙る夫もいます。
普段はそんな人ではないし、不倫問題以外では普通に会話ができるので、余計混乱するかもしれませんね。
浮気中の男性は、思考回路が子どもだと思ってください。3歳~5歳くらいの幼児の状態だと思えば、腑に落ちるのではないでしょうか。
子どもは、何か問題が起こってもまともな判断ができないし、非常に短絡的で自己中心的な対応しかできないですよね。
それと同じような反応だと思います。
そんな「幼児的」な思考回路で黙るしかできない夫の背景にある心理とは……
浮気発覚直後の場合:パニック状態
浮気が奥さんにバレた直後は、パニック状態で固まっています。
頭が真っ白になっているので、何も考えられないし、何を言っていいのか頭が回らない状態です。
普段から口べたであったり、会話のテンポが遅かったり、要領が悪くて不器用な男性は、こんなとき「黙る」ことしかできません。
このとき、本人は反発しているわけでも怒っているわけでもなく、ただ何もできないのです。
一方、このときに、ペラペラと口から出まかせで浮気を正当化したり「絶対やってない」とシラを切ったり、逆ギレして妻を責め始めたりするタイプの男性もいます。
その人たちは、口が達者で頭の回転が早いだけで、背景にある心理は同じくパニックになっているだけです。
黙っていようがペラペラ言おうが、中身はほとんどなく、ただパニックで何とか逃げたいと思っているだけということです。
浮気発覚後、しばらく経ってから
浮気発覚後しばらく経つと、夫もパニックから抜け出して心理的にも変化が見られます。そんなときに黙り込む人の思考とは
妻から逃げ切ろうとしている
黙ったまま時間が経てば、うやむやにできるだろう、何とか時間が過ぎれば妻も浮気のことを忘れてなかったことにしてくれるだろう……という甘い期待で逃げ切ろうとしています。
「黙る」という貝殻の中に閉じこもり、嵐が去るのを待とうとしているわけですね。
妻に、まだ何かを隠している
妻にはまだバレていない何かを隠したいために、黙っているということもあります。
口下手でウソが上手につけない男性は、何か言えばボロが出るから、何かを隠していたいときは黙っているものです。
たとえば「一度きりの関係だ」ということになっているけど、実はもう2年も続いているとか、相手が実は一人ではなく複数であるとか……
悪いことを想像するときりがありませんが、とにかくあなたが知らない何かを隠すために、黙っているということも考えられます。
今後について、浮気夫自身、自分の気持ちすらハッキリしていない
どうしたいのかわからないので、聞かれても答えられないから黙っている夫も多いと思います。
妻は浮気中の夫の「言葉」を求めますよね。それに真実が入っていると信じているから、夫の言葉を聞きたいわけです。
だから「あなた、私たちのことどう思っているの?」「その女性のこと、本気で好きなの?私と離婚して一緒になりたいと思っているの?」みたいに聞くと思います。
しかし当の本人は、今後どうしたいのか、自分でもわかっていないのです。
普通の感覚では理解できないですよね?
脳の病気でもない限り、何もわからず浮気などというリスク満載の行為ができてしまうなんて!
しかし、自分はどうしたいのか、何を求めて女と会ってるのか、妻とは今後どうするつもりか、何も考えられないし考えたくないという状態になっている不倫男性は驚くほど多いです。
ですから何を聞かれても、はっきりとした自分の意思がないので、何も答えられない。
だから黙るしかないのです。情けないですよね。。。
日頃から妻が先導し、夫は黙っているという関係性の場合
夫婦間で何か重要なことを判断しなければいけない時に、いつも妻が先導して、夫は黙っているという関係性のご夫婦がいます。
そういうパターンになっていると、不倫問題についても夫は黙りがちになります。
この場合は自分が起こした問題だとはわかっているし、反省しているのかもしれませんが、
面倒なコトが起こったら、妻に任せておけば妻が勝手に片づけてくれる」と、丸投げしているのです。
妻には何を言っても無駄だという諦め
妻には何を言ってもわかってもらえないし、自分は口では妻に負けるので、黙っているしかないというケース。
口喧嘩でいつも言い負かされて黙り込んでいる夫だと、こういう問題が起こったときも最初から妻と向き合う気持ちになれず、開き直り的に黙ることがあります。
真実を言えばもっと妻を傷つけ関係が悪化してしまうという怖れ
優しいご主人に多いのですが、浮気の詳細を妻に話したり、本音を言ってしまうと妻を傷つけるから黙っているという人もいます。
妻としては話してもらった方がいいと思うものですが、夫なりに妻の気持ちに配慮しているわけですね。
一方、話すことで妻が自分を見切ってしまい、関係悪化したらどうしようという怖れから、自分を守るために黙る人もいます。
黙ろうがしゃべろうが浮気夫の言葉ほど信用できないものはない
以上のように、不倫問題を前に黙る夫の心理的背景はさまざまです。
黙っているから反省しているのか?
黙っているから反発しているのか?
黙っているから妻がキライなのか?
考えれば考えるほど、混乱しますよね。
しかし、黙る夫だろうがペラペラとしゃべる夫だろうが、浮気中の男性の言葉など嘘だらけです。
黙る夫に混乱するのは、夫の口から真実を聞きたい、その言葉に安心したいという気持ちがあるからですよね。。。
すごくわかりますが、浮気の言葉を鵜呑みにして、安心したり不安になったりしてはいけないのです。
ですからまずは、夫の言葉を信じないことからスタートしましょう。
そうすれば、黙っていようが何かしゃべりだそうが、振り回されなくなります。
そして夫の本心を知りたいときは、本人の性格や、今までのパターンなどから推察するほうがいいです。
長い間あなたと夫は一緒にいるので、ある程度表情や態度で何を考えているかわかりますよね。
その「勘」みたいなものを研ぎ澄ませて、夫の背中から真実を見ていくことをお勧めします。
黙っている夫に無理に言葉を吐かせても、たいていバカみたいな言い訳か支離滅裂の正当化か、あるいは逆ギレに発展してしまって、あなたが傷つくだけですから。