過保護家庭で育った浮気夫 僕は全部許される、面倒からは逃げればいい

浮気夫の心理と本音

浮気する夫、その成育歴を聞いていると、驚くほどに過保護家庭が多いのです。

 

これは偶然でしょうか?あるいは……?

【頻出】浮気夫の親が過保護

夫が浮気しはじめてから、夫本人の今まで見えていなかった性格を見るようになる奥さんは多いです。

 

そしてその延長上に、夫の成育歴を知る機会もありますよね。

 

成育歴とは、どのような人に、どうやって育てられたのか、幼少期にどういう経験をしているのか、その履歴のことです。

 

幼少期の人間関係が、恋愛や結婚、浮気も含めて異性関係に大きく影響を及ぼすことはよく知られています。

 

ですから、浮気された奥さんは、夫の両親、妻にとって義理の両親を眺め「この親にして、この子あり……」と思わずうなってしまうこともあるでしょう。

 

とくによくあるケースとして、浮気夫の母親が、過保護で息子LOVEな教育ママ。

 

息子を中心に生活し、息子を過大評価し、何でも与え、我がままを許し、問題を起こしたら代わりに解決してあげてしまうママ。

 

「人に迷惑かけるな、思いやれ、傷つけるな」

 

と、口では教えるものの、実体験をさせていない。

 

さらに、母親自身もそれを与えられる人間では無かったり。

 

浮気夫が過保護ママに育てられていると、妻としては辛いことでしょう。

 

浮気したって、僕は全部許される

過保護ママに育てられ、自分中心で生きて来た浮気夫。

 

成人しても、社会に出ても、結婚しても、「自分は全部許される、何をしても最後は誰かが何とかしてくれる」という感覚です。

 

このタイプの浮気夫から見ると、奥さんは「お母さんの代わり」みたいになっています。

 

ですから妻に対して、自分が浮気したことを謝る意識がない。

 

奥さんが自分の浮気で傷ついているということが、よく理解できない。

 

家族である奥さんが、自分の行為を責める理由がピンとこない。

 

家族のはずの奥さんが、自分を許し、フォローまでしてくれるのが当然なのに、それができないのが不満だったりするわけです。

 

驚きですが、妻に自分の浮気がバレたあと、「離婚する気はないんだよ、でも彼女のことが好きなんだ。どうしたらいいかな?」みたいなバカげた相談を妻にする浮気夫もいます。

 

完全に妻を「ママ代わり」にして、さらに自分はすべて許され、フォローされて当然と思っているわけです。

 

夫がこの状態だと、解決するためにはまず、妻がママの代わりではないことを夫の脳みそに叩き込まないといけませんので、より一層手間がかかると思います。

 

義母に相談すると「許してあげて」

さらに、夫の浮気問題が行き詰ったために義母に相談すると。

 

義母は最初は嫁に謝り息子を叱るのですが、最終的には「許してあげてちょうだい」に収まります。

 

「あの子も悪いと思ってるはずなのよ、あの子にも辛いことがあったのよ、あの子だってああするしかなかったのよ……」と息子の肩を持ち始めます。

 

そして徐々に、「○○さん(妻)にも問題があったんじゃないのかしら?あの子の言い分だと、○○さんが▲◎□▼だったからってことみたいなのよ……」と、息子を正当化。

 

妻としては、義母と共に「浮気夫を許しフォローしてあげる役」に仕立て上げられていくこともあります。

 

僕は何も悪くない

過保護育ちの浮気夫、バレたときの言い訳はたいてい「僕は悪くない」というニュアンスが含まれています。

 

  • 女が誘ってきたんだ、仕方なかったんだ
  • 君(妻)が構ってくれなくて、寂しくてつい……
  • お前がエッチさせてくれないから
  • 最近は子ども中心の生活になってて、家に帰ってきても居場所がなかった
  • 風俗行ったのは上司に誘われたから。断われないもん、仕方ないだろ?

 

だから、僕は悪くない……

 

多くの浮気夫は自分の行為を正当化して逃げようとしますが、過保護家庭で育った人は特にこの傾向があります。

 

自分の悪さを自分で責任取るという意識が乏しいうえに、何か良くないことが起こると誰か他人のせいにして生きてきたからかもしれませんね。。。

 

友だちができないのは、クラスにいじめっ子の○○君がいるから。

 

内申点が低いのは、○○先生が意地悪だから。

 

一流企業に入れなかったのは、リーマンショックで不景気になったから。

 

部長に怒られたのは、同僚の□□さんがフォローしてくれなかったから。。。

 

面倒からは逃げればいい

過保護育ちの不倫夫は、面倒なことが起こると逃げます

 

妻に浮気がバレたり、女から「奥さんと離婚するって言ってたけど、いつまで待たせるの?あれは嘘だったの?」と責められると。

 

黙ったりシラを切ったり、新たな嘘をついて煙に巻いたり、逆ギレして黙らせたり。

 

妻に対しても女に対しても、誠意を見せずただ逃げ回るだけになりがちです。

 

逃げていれば、多分誰かが何とかしてくれるだろう。(いつもママがしてくれてたみたいに)。

 

黙っていれば、多分、みんな諦めて忘れてくれるだろう。(いつものママみたいに)。

 

いま言ってしまったウソも、多分、バレないだろう。(いつもママは僕を信じてくれたから、みんなも僕のこと信じてくれるだろう)

 

妻は妻であって親ではない

過保護育ちの浮気夫は、妻と親を混同して、甘えてくることがあります。

 

ママは許してくれた、だから妻もゆるしてくれる(許すべき)。

 

ママはいつも面倒なことを肩代わりしてやってくれた、だから妻も同じようにやってくれるはず(そうするべき)。

 

僕が浮気してしまったのは、妻が○○だったからだ、だから僕は悪くない(悪いのは妻だ)。

 

浮気夫さんの言動からこういった甘えが見られる場合、妻が親のような対応をしはじめると問題はこじれるばかりです。

 

浮気を許し、面倒なことを肩代わりし、「あなたの浮気は私のせいね、反省して改善するわ」となってしまえば、問題は解決しないうえに同じことが繰り返されるかもしれません。

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