浮気している夫にとって、奥さんが「浮気夫から見て都合の良い妻」でいてくれると、浮気を楽しめるので、さぞかしありがたいことしょう。
世の中の浮気している男性は、心の底では奥さんが都合の良い妻でいてくれることを望んでいるわけです。。。
逆にいえば、奥さんが夫の浮気をやめさせたいのなら、都合の良い妻で居続けてはいけないということになります。
浮気中の夫にとって「都合の良い妻」
浮気をしている男性にとって、都合の良い妻とは以下のような奥さんです。
- 夫が浮気をしていても気づかない妻(夫を信じて疑わない妻)
- 夫を過大評価している妻
- 「夫から愛されること」を人生の主軸にしている妻
- 夫の浮気が「いつか終わる」と信じて見て見ぬ振りをしてくれる妻
- 離婚を過度に怖れている(結婚生活に依存している)妻
- 夫に惚れ込んでいる(依存している)ので何をしても絶対に離れていかない妻
- 気が弱く、浮気相手の女には何も言わない妻
- 浮気された辛さを我慢して、夫を許そうと努力する妻
- 「夫に浮気をやめさせる」という、妻としての権利と義務を忘れている妻
このような奥さんだと、ご主人は安心して浮気を続けられますよね。。。
妻が存在しているだけでは浮気の抑止力にならない
世間的には浮気は悪いことだと言われていますが、刑法上の罪ではありません。
ですから逮捕されることも、牢屋にぶち込まれることもないし、周囲にバレてもそれほど痛い目には遭わないのです。
ただ、これらの不倫男性にも怖いものがあります。
それはもちろん、奥さんです。
ただ、その奥さんが「浮気夫にとって都合の良い妻」の状態になっていれば、全然怖いとは感じないことでしょう。
奥さんが存在しているだけでは、浮気の抑制力にはならないです。
浮気中の夫にとって「都合の悪い妻」
一方、浮気をしている男性にとって、都合の悪い妻とは以下のような奥さんです。
- 夫が浮気をはじめたらすぐに気づく妻(夫の女性関係を疑っている妻)
- 夫の等身大の姿を受け入れている妻
- 「夫から愛されること」を人生の主軸にはしていない妻
- 夫が浮気したら見て見ぬ振りなどせず、積極的にやめさせる行動を起こす妻
- 夫が浮気をやめないなら離婚も視野に入れる(結婚生活に依存していない)妻
- 夫に愛想がつきたら、さっさと離れていくだろう妻
- 毅然としていて、不倫相手の女にも向き合うことができる妻
- 浮気された辛さを我慢せず、夫を許さない妻
- 「夫に浮気をやめさせる」という、妻としての権利と義務を堂々と行使する妻
このように、浮気をしたい男性にとって都合の悪い奥さんがいれば、浮気をすることができないです。
もし浮気したとしても、すぐにやめさせられてしまうことでしょう。
ですから「都合の悪い妻」になることで、奥さんの存在そのものが浮気の抑止力になるでしょう。
ただ、奥さんがこのタイプだと、浮気中の夫は、一時的に「こんな妻はいらない」「妻がうっとうしい」と思います。
浮気中の夫と、「浮気夫にとって都合の悪い妻」は、仲良くすることはできません。
対立しているわけですから、当然ですよね。
しかし、奥さんが夫の浮気をやめさせたいのなら、勇気をもって「都合の悪い妻」になる必要があると思います。
辛いと思いますが、一時的に対立した雰囲気になることを受け入れないといけないです。
それを怖れて、浮気夫にとって「都合の良い妻」のままでいれば、夫と夫婦仲良く暮らすことはできるかもしれません。
が、いつまでも「不倫相手の女」がくっついた状態での夫婦関係を続けることになりますよね?
一方、都合の悪い妻であったら、浮気夫とケンカばかりになり、夫婦仲良くできない時期があるでしょう。
最終的には離別になるかも?というリスクはあります。
しかし、いつまでも浮気され続けることは無いはずです。
「都合の悪い妻」イコール「感情的で怖い妻」ではない
ただ、不倫者たちにとって都合の悪い妻でいようとして、感情的で怖い妻になっている人もいますが、これは少し意味が違うことがあります。
浮気を認めさせるために夫に対して感情的に詰め寄り、拷問に近いことをしたり。
あるいは不倫女に妻の意地を見せつけるべく、女をぶちのめし、「慰謝料請求だ!裁判だ!親に言うぞ!会社にバラすぞ!お前ら二人とも地獄へ行け!」と不倫者に感情的な制裁を加えたり。
これらが都合の悪い妻の言動かと言えば、たしかに一時的には怖いし都合悪いけど……
それも不倫者たちのタイプによっては受け取られ方がさまざまだったりします。
「都合の悪い妻」イコール「感情的で怖い妻」ではないのです。
妻に浮気を怒られ「愛されてる」と喜ぶ浮気夫
鬼の形相で浮気夫を追いかけ「許さないわよ!!!」と騒ぎ立てる奥さんも多いですが、その夫は、実は喜んでいる、ということもあり得ます。
なぜなら、そうされることで、奥さんの愛情を感じるからです。
ある浮気癖の強いジジイ(実在の人物。私が最初に就職した会社の上司)と飲んだことがあるのですが。
この浮気ジジイは赤ら顔でニコニコしながら、以下のようなことを言っていました。
女ができると、いつも女房が怒ってさ、オレを追っかけて尻叩くんだよ。。。
普段は知ら~ん顔で冷たい女房が、血相変えてさ。
泣いて怒って俺を構ってくれるんだよ。
悪くないだろ?
女もいて、女房にも追いかけられりゃさ、浮気やめれんわ
これは、ある種の浮気夫の本音だと思います。
奥さんの「怖い態度」とは、こういうのではないということですよね。
奥さんが感情的になって、浮気夫を追いかけまわし、不倫相手の女を叩きのめしても、それが不倫者にとって怖くないということもあります。
最初はびっくりしても、だんだん奥さんの威嚇に慣れてきて、徐々にエンタメ化していったり。
不倫女を感情的に叩いたとしても、その後に浮気夫と女が奥さんをネタにして「慰めプレイ」に励んだり。
これだと結局、不倫者にとって「都合の良い妻」のままですよね?
本質的な意味での「都合の悪い妻」が不倫の抑止力になる
ですから、本質的な意味で浮気夫にとって都合の悪い奥さんになることが重要ではないかと思います。
そのためにはある程度の冷静さと、夫が浮気を続けるなら去るという自立性を持っていることがベースになります。
感情をぶつけることは自制して、浮気をやめさせようと毅然としていられる奥さんは、浮気夫にとって都合が悪い妻ですから、一時的には対立するでしょう。
でも、夫からナメられることは無くなるし、浮気をやめさせる力があると思います。