亭主関白な夫が浮気をした……夫は亭主関白なので私の言うことはあまり聞かない。。。
本当は浮気をやめて欲しいけど、亭主関白気どりの夫には何を言っても無駄な気がする。
もう、諦めるしかないのか?昔の女性たちは、夫が女を作っても、ドーンと許していたというし、そうするしかないのか……?
亭主関白のご主人と、その妻という関係性だと、浮気問題が起こっても、なかなか奥さんが夫に意見する勇気が持てないですよね。
それが良い方向に展開していけばいいのですが、不倫問題だけは、夫婦が心理的に対等でないと、なかなか解決しないのも事実です。
亭主関白の夫の浮気
「うちの夫は亭主関白です……」と表現される夫婦とは、一般的には夫に主導権があって、妻がそれに従うという関係性ですよね。
浮気問題のないご夫婦で、夫がリーダーシップを発揮し、妻が安心して夫についていくことができるのなら、その関係も素敵ですよね。。。
しかし!一旦夫が不倫事件を起こしたのなら、妻が「うちの人は亭主関白なので、どうしたらいいかわからない」と言っていてはいけないと思います。
昭和の少し古い男性で、亭主関白を気取っている人だと、浮気についても以下のように勘違いしていることがあるからです。
男は浮気くらいする。女房は許すべき
亭主関白的な男性には、男だったら妻以外の女性と浮気しても悪くない、誰だってやってるから、と本気で思っている人が多くいます。
そして、妻が知っても許してくれるに違いないし、むしろ男の遊びくらい許すべきだとも考えています。
昔は側室とかお妾さんとか、そういう文化がありましたしね。。。
今はもう時代が変わっているのに、都合のいい部分だけは自分の人生に取り入れているのです。
浮気がバレても、女房は何もできないだろう
浮気がバレても、妻は何もできないはず、と亭主関白夫は思っているかもしれません。
日頃から家庭の重要なことはすべて夫が決めていて、いつも文句を言わず従っている妻。
夫に頼っていて、何をするにも夫に相談する妻。
そういう生活をしていると、夫は勝手に「妻は自分がいないと何もできない」と思い込みます。
(これは奥さんの収入の有無や、頭の良しあしに関係なく、「いつも夫次第」な態度があるか無いかによると思います。)
そういう関係になっていると、たとえ自分の浮気がバレても、「妻は何もできないだろう」「離婚するとか相手の女を訴えるとか、そんな大それたことを、あいつがするわけないな」みたいにナメて考えています。
バレても何とかなるし、どうせ妻は何もできやすいないからと、甘えた気持ちが浮気を助長させることがあります。
(いつもどおり)威嚇すれば、ひるむだろう
もし浮気がバレたとしても、いつもどおり強い言葉で「黙れ!」とか「誰が食わしてやってるんだ」「女がごちゃごちゃ言うんじゃない!」と威嚇すれば、妻はひるんでそれ以上何もいってこないだろう、と思っているかもしれません。
普段の会話の中で、何か気に食わないことがあると大きな声で妻を威嚇するご主人がいますが……。
それが当たり前の関係になっていると、浮気問題についても、いつもと同じように威嚇して妻を黙らせ、強制終了しようとしてきます。
内面は他の不倫男性と同じ
たとえ亭主関白をよそおっていても、やっていることは他の不倫男性と同じです。
そして「内面」も、他の男性とほぼ同じです。
亭主関白だからといっても、妻にだけ威張っているだけです。決して本質的に強いわけでもなく、他の浮気夫と同じように、弱い心があるから浮気に走っている。
そして妻が本格的に始動し始めたらどうしよう?と内心ビクビクしています。
浮気が発覚してから、いきなり「亭主関白」を気取り始め、自分の弱さを妻に見せないように威嚇しはじめる夫もいるくらいですから……。
浮気問題についてだけは、対等になれるよう頑張って
亭主関白なご主人と、従う妻という夫婦関係は、ご夫婦がそれで満足していてうまくいっているなら、別に問題ないと思います。
夫が主導権を持ち夫婦を導き、責任もとってくれる本当の亭主関白家庭は、妻にとっても心地よいですしね。
しかしそれは、「浮気問題がなければ」という大前提があってのことですよね!
浮気の問題が起こっているというのに、夫が主導権を持ったまま、「俺に従え、俺を自由にさせろ、ごちゃごちゃ言うな」と好き勝手言う夫を前に
「亭主関白な人だから仕方がないわ……」のままでは、まず解決しないです。
ですから、浮気問題についてだけは、夫婦で心理的に対等になれるよう、どうか頑張ってください。
そのほかの分野は、今のままでもいいかもしれません。
しかし女性問題に関してだけは、「言いなりにはならない!馬鹿にするにもほどがある!」と正しい権利意識を持って毅然とすることが、夫の意識を変えていくと思います。