いつまでも夫が浮気をやめない。
そんな時、浮気相手の女にアクションを起こすことで、別れさせるという方法論がありますね。
有効な方法ではありますが、それを行うのは、奥さんの心が健康になってからでないといけないと思います。
夫の浮気相手女性を叩きたい気持ちは大事にして良い
夫の浮気相手の女性が憎いと思うのは当然のことです。
その気持ちが不倫解決のエネルギーになるし、怒って当然のことを怒るのは、あなたの自尊心を守るためにも必要です。
ですから、浮気相手の女性に痛い目にあわせてやる!という気持ちを我慢する必要はないと思います。
人を恨めば、それは自分に返ってくる、みたいなことを言う人もいますが、それは浮気された妻の苦しみが分からない人が、勝手に言っているだけのことです。
妻は女を叩くことで浮気が収束することを期待するが、外れやすい
相手女性を叩くことで浮気を収束させようとする時、妻の側はある程度「期待」をしますよね。
しかし、その期待は外れることが多いので、予め想像していたことと違う結果が出るかもしれない、ということを念頭において、計画的に進める必要があります。
例えば妻は、浮気相手の女性について、以下のような考えを持っているのではないでしょうか。
1、夫が浮気したのは全て女のせい
夫が浮気をしたのは女から誘われたからだ!女がちょっかいをかけてきた!女が夫を操っているに違いない。
女叩きに一生懸命になっていると、夫の不倫問題は全部、相手の女の責任だと思い込んでしまうことがあります。
当初は、浮気は夫が起こしている問題だとわかっていたはずなのに、どんどん怒りの対象が女に変わって来るのです。
しかし、実際に女と話し合ってみると、実は夫の方が女に入れ込んでいたり。
ほぼセクハラみたいな関係で、実は女の方が迷惑がっていた、などが発覚することもあり得ます。
2、浮気相手の女さえ叩けば、夫は帰ってくる
相手の女と話し合いさえすれば、女が不倫をしていたことを認め、謝罪し、もう二度と会わないと約束してくれると期待しますよね。
しかし、スムーズに行くケースだけではないです。
というよりもむしろ、不倫なんてしてません!と認めないとか、証拠はあるの!?と開き直られたり。
名誉毀損で訴えるとか、私はセクハラされてただけですから慰謝料なんか絶対払いません!むしろ、こちらがセクハラ被害者として慰謝料請求しますから!のように、逆ギレされることもあります。
あるいは、不倫をしていたことは認め妻に謝罪するものの、水面下で不倫を継続する女もいます。
他にも妻に対して
- もう愛がない夫婦なんだから、さっさと別れてあげたらどうでしょうか?
- 奥さんのことなんか、もう全然女と見れないって言ってますよ!
- 私は絶対別れません。私たちの関係は運命なんです!
と、のたまう不倫女もいます。。。
このように、妻の想定を大きく外れる反応が返ってくることが結構あるということ。
結局女と話し合ったものの、浮気夫と女の関係は継続したまま。
堂々と不倫を続けられたり、水面下でこそこそ会い続けていたり、夫は浮気をやめないままであった……ということもあり得るということです。
3、浮気相手の女を叩けば、自分はすっきりするはず
女と話し合うなら、言いたいことを全部言ってスッキリしたい!と思いますよね。
もちろん言いたい事を言えば、ある程度すっきりはします。
しかし逆に、相手女性があり得ないことを言ってきて、会わなければよかったと後悔することも。
それは前述のように、夫との愛は冷めているんでしょう?早く離婚してあげてくださいよ!みたいな、不倫女の言いがかりに傷つけられるということです。
相手の女も嫉妬心むき出しで、ここぞとばかりに妻に暴言を吐く人もいます。
- 奥さんをもう女として見られないって言ってますよ!
- 子供がいるから別れないだけの関係でしょ!
- いつまでもあの人を束縛して、自分が惨めじゃないの?
- 奥さんがそんな風だから、あの人は愛を求めて私のとこに来たんじゃないの?
- むしろ私は感謝されるべき、謝るのはそっちじゃないの?
あげ始めるとキリがありませんが、嫉妬に狂った不倫女の妻への攻撃は、想像を絶するものがあります。
自分がすっきりするつもりで相手の女にあったのに、逆に攻撃されてへこんでしまうことも十分考えられます。
自分の心を健康に戻し、夫とどうしたいか先に考えよう
相手の女性に対し何らかのアクションする前に、まずはそういった行為にはリスクがあることを知っておくことです。
そして相手の女性を異常に叩きたい時、まだ、あなたの心が健康になってはいないかもしれませんよね。
何とかして夫を取り戻さなければいけない、と不安でいっぱいであったり。
相手の女をブチのめしてやりたいという怒りに支配されていたり。
このような心の状態で浮気相手の女に立ち向かっても、想定外の反応に心がポッキリ折れてしまうかもしれません。
冷静でない時に起こした行動は、予想外の展開になりやすく、後から振り返ったら自分に不利な状況に陥ってしまったということもあるのです。
怒りに任せて相手女性の職場に乗り込み、大騒ぎ起こして警察沙汰になったという人を知っています。
気持ちも分かりますが、あなたが本当に求めていることは何なのか?
大暴走を起こして、夫とも浮気相手の女ともハチャメチャな関係になりたいわけではないと思います。
あなたが本当に望むのは、夫に浮気をやめてもらって、もう一度家庭を築くことであるはずです。
ご主人との関係をどうしたらいいのかを考え、その手段として女性に接触する。
その際はきちんと想定されるリスクを踏まえておくと、より良いですよね。(なかなかできることではありませんけど。。。)
夫の浮気相手の女性に接触したほうがいい時とは?
相手の女性に接触する理由は、人によって色々だと思いますが、必要だなと思うのは以下の二つ。
どうしても浮気夫だけでは別れられない時と、冷静になってからでも相手の女には何らかの償いをさせたい時です。
夫と相手女性との関係が腐れ縁みたいになっていて、なかなか本人たちだけでは別れられないとき。
あるいは浮気夫が超優柔不断で、女性に対して別れを切り出したいのに切り出せない、などなど。
どうしても妻が介入しなければ不倫が収束しそうにない時は、女性にアクションを起こした方が良いかもしれません。
あと、妻の心のケアの一環として、相手女性に慰謝料請求をするケース。
不倫行為は不法行為なわけですから、妻には相手女性に慰謝してもらう権利があります。
相手女性に慰謝料請求するかしないかはいろんな意見がありますが、妻本人がどうしても相手女性に償ってほしいと思うのであれば、トラウマの回復の為にも慰謝料請求していいと思います。