夫が浮気をしているとき、奥さんは「浮気はやめてよね」と言いますよね。
そして、人によっては相手の女に対しても「うちの夫と会うはやめてよね」と言いに行くケースもあると思います。
不倫者二人を放置しておくだけでは不倫は終わりませんから、具体的に行動を起こしていくことが大事だと思います。
しかし、夫への働きかけと女に対する働きかけは、本人たちの心理に合わせて変えた方がいいです。
「不倫は不法行為です！やめなさい！」と、不倫者二人ともに正論をぶつけるだけではなかなか効果が出ないからです。
正論が通用しない不倫者たち
不倫をしている男と女は、まともな感覚ではないです。
もともと心に幼稚なところがあったり、ストレスに弱かったり軽率なところがあったり、とにかくまともでない部分があるからこそ不倫に走ったわけですから。
それは夫も相手の女も同じです。
そして不倫者二人がどっぷりとその世界に漬かっていると、ますますまともな感覚が薄れていき
自分たちは何をしてもいい、誰を傷つけようがどうでもいい、自分たちは愛で結ばれているから仕方がない、みたいなトンデモ思考に偏っていきます。
この状態になっている二人に「不倫はいけないことなんですよ、やめてください」と言っても……
「確かにそうだね、すぐやめるよ」とはならないのです。
不倫する人といっても色んな人がいますし、奥さんとの関係性とか女のタイプによっては、正攻法でやめさせることができる場合もありますが、なかなかうまくいかない方が多いのではないかと思います。
「あなたがたがやってることはいけないことです！」というアプローチでは、不倫夫の心にも不倫女の心にも、届かないのです。
そのため、慰謝料請求しても水面下で続いている不倫者が続出したり。
誓約書を書かせたり親を巻き込んで説教しても、まだ性懲りもなく連絡を取り合っていたり。
そういうことが起こるわけです。
まずは、法律や倫理で不倫者を改心させることは非常に難しいということを知っておく方がいいと思います。
不倫する動機は男女でまったく違う
さらに、夫に対して働きかける内容と、女に対して働きかける内容が同じであれば、特に効果が無いです。
不倫する男性と不倫する女性は、その行為に求めるものが全然違います。
不法行為をしている、という法的・倫理的なところから見れば同じですけど、心理的には全然違うということ。
なぜなら、男性と女性では、「性行為を伴う男女関係」に求めるものがまったく違うからです。
男性である夫と、女性である相手女は、全然別の動機でくっついている。
ということは、その不倫をやめようと思う動機も、全然別のところにあるはずです。
不倫をやめようと思う動機は、夫（男性）側と相手女性側では違ううえに、個人個人でも違いがあります。
不倫男性といってもひとくくりにはできず、その人が不倫行為に求めるものはさまざまであり、「もうやめよう」と思う動機もさまざま。
同じように、不倫女性もひとくくりにはできず、不倫関係に求めるものと、やめようと思う動機も人それぞれに違うのです。
男性側にだけ働きかけても効果薄い
とはいえ、一つ確実に言えるのは、男性側には、本能的に「無料で性行為ができる女性は何としてでも手放したくない」という強い執着心がある、ということ。
一度ヤラせてくれるようになった女を、自分の意思で遠ざけることができない。男性の悲しい性ですね。。。
この悲しい習性のせいで、人生を棒に振った政治家やビジネスマンも多いです。
自分の大事なものをすべて失う可能性があるというのに、女性とのセックスを手放せない。
女性には到底理解できませんが、もうこれは本能的な分野なのでどうしようもないです。
ですから何が言いたいかというと、男性側（この場合浮気する夫）にだけ、浮気をやめて欲しいと何度働きかけてもダメだということです。
不倫関係が終わるのは、8割近くが不倫女性側が別れを決断するからです。
ですから夫よりも女に対して働きかけるべき、というケースもあるはずです。
女が不倫に求めるものは何か？を把握して働きかけること
ただし……不倫女性との接触時に注意したいのは、前述のとおり「あなたのやってることは間違ってます！」という正攻法を使っても無視されやすいということです。
悪いことしたんだから、慰謝料払ってね！うちの夫を奪わないで！みたいなことを奥さんからいわれることで、逆に略奪欲に火がついてしまう女もいますからね。。。
女は何を目的に、わざわざ既婚男性と交際しているのか？
既婚男性の何に魅力を感じているのか？
既婚男から何を得られていると思い込んでいるのか？
そこをしっかり把握してから女に働きかけないと、逆に不倫者たちを盛り上がらせてしまいます。
「あなたの奥さん怖いわ～助けて～」と既婚男にすがりつき、慰謝料を肩代わりさせ、水面下で不倫継続……そうなっている不倫者は驚くほど多いですからね……。
