夫が浮気をしていることに気づいた瞬間。
妻はショックとともに、「どうしたらいいの!?」と、これから先のことを考えますよね。
混乱しているときは、無計画に行動して後から悔やむことにもなりがちです。
夫の浮気発覚で判断力を失う妻「どうしたらいい!?」
夫の浮気が発覚した。大ショックで泣きわめき、怒り狂って旦那をぶん殴った。。。その後は……
どうしたらいいんだろう?どうすべきなんだろう?
ブツブツいいながら右往左往するしかない日々……。
夜になると大泣きして「離婚するしかない!子どもは私一人で育てよう!!」と決意したのに朝になると「やっぱり離婚なんて無理、夫を取り戻したい」と思う。
浮気相手の女を攻撃すれば夫は家庭に帰ってくる、女を叩け!と書かれているネットの情報を頼りにカウンセラーに相談して、女叩きを始めようと決意したものの。。。
そんなことをしたら本当に夫婦仲が壊れてしまうんじゃないかと急に不安になって、身がすくんでしまい行動できない。
行動できない自分が情けなくまた泣けてくる……そもそも自分がどうしたいのかわからない。
どうしたいのかわからないから、何も決められない、でも心の底から湧き上がる気持ち悪い感情……
まるで別人格が自分の中で生まれて、操られているかのようで怖い!
別人格みたいな存在が「どうしたらいい?」と騒ぐ、でもどうしたいのかさっぱりわからない……
夫の浮気を前に、何もできない自分を責めないで
夫の浮気という大事件が起こったときとは、たとえば大地震の後とか大事故で生死をさまよっているとか、そのくらい心を壊す出来事です。
ですから、その直後にはまともな判断はできるわけないし、どうしたらいいのかさっぱりわからず右往左往するだけなのが普通です。
ですからどうしたいのかわからず、何もできない自分を責めないようにしてください。
大混乱のときは何もしない、一旦冷静になるのを待つ
発覚当時の「どうしたらいい?どうしたらいい?」とグルグルしているとき。
そのときは心が大混乱しているときで、冷静な判断はできませんし、感情にまかせて間違った方向へ暴走しやすいです。
ですから、そんなときは、何もしないでいた方がいいです。
「何もしないことを選択する」という感じでしょうか。
心が落ち着いてまともな判断力が戻ってくるまで、戦略的に「何もしないこと」を選ぶということです。
浮気問題を悪化させるNG行動だけは避けましょう
そしてその期間は、しない方がいいこと、NG行動だけを避けるようにしましょう。たとえば
浮気の証拠がないまま夫をすっ飛ばして女に直撃
浮気の確たる証拠がない状態で、夫と話し合うこともせず、相手女性に直撃するのはリスクが高いので、なんとか我慢してください。
夫と話し合っていないまま女性を直撃すると、夫が妻を敵とみなして夫婦仲が険悪になることがあります。
ほかにも、証拠がとれていないのに女に対して「妻である私はあなたがたの不倫関係を知っている」ということがバレてしまうと、水面下にもぐられる可能性があります。
不倫女のタイプにもよりますが「奥さん、すみませんでした」みたいに軽く謝っておいて、そのあと水面下で夫とつながりつづける……
別れたことにしておいて、もっと巧妙に不倫を続ける不倫者たちは本当に多いです。
とれるはずだった証拠もとれなくなるし、夫との関係性も壊れる可能性も高いし、水面下にもぐられるリスクも高い。
ですから女へ接触するのは、冷静になってから、計画的にした方がいいです。
いきなり探偵に依頼し浮気の証拠をつき付ける
証拠を取らねば!と、探偵業者さんに依頼して、証拠を取って、それを夫につき付けよう!と考えることがあるかと思います。
しかしこれも、大金を失う可能性が高いことと、夫を無用に刺激しやすいので注意してください。
無計画でネット検索して出てきた探偵さんに相談すれば、おそらくかなり高額な調査費用を払うことになると思います。
ネットで上位に現れる業者さんというのは、「ネットで上位に表示される」ために大金を投じて集客しているところです。
そういったところに依頼すれば、広告費用を上乗せされた金額を調査費として請求されることになります。
それに、大金を払っても、本当に調査力があるかどうかもわからないですよね。。。
探偵に頼んで大金をとられ、証拠も取れず泣き寝入り、ということもよく聞きます。
さらに証拠がとれたとしても、夫にそれをつき付けたら
「お前探偵付けてたの?そんなことをいきなりする人と、もう一緒になんていられないよ」と夫が本気で妻と離婚を考え始めてしまうということもあり得ます。(実際、何例か聞いたことがあります)
証拠をつき付ければ、夫も改心して浮気をやめるだろうという期待は、残念ながら裏切られることが多いし、むしろ夫婦関係が悪化しやすいです。
証拠を集めるのは大事ですが、それも計画性のいることだと思います。
夫が浮気したことを、周りの人に暴露
どうしたらいいのか不安なとき、夫の裏切りに怒り狂っているとき。
感情的になって、色んな人に暴露しまくるという奥さんもいます。
夫の両親から自分の両親、きょうだいや共通の知人、友人、職場の人、子どもたちに……
「あの人は浮気してた!私は裏切られた!誰か何とかして、あの人に何か言ってやって!」そう言いたいお気持ちはよくわかりますし、もし自分だったらと思うとおそらくそうするだろうな~と思います。笑
しかし、やはりこれも周りの人を巻き込んださらなる大混乱に発展しやすいので、グッと我慢して欲しいところです。
以前感情的になって浮気相手の女の職場に「この女はうちの人と不倫関係にある」と暴露した妻がいましたが、その女性に名誉棄損で訴えられ、泥沼の裁判沙汰になっていました。。。
義母に泣きながら相談したら、義母が仲人やら近所の人やら、占い師や霊能者に相談してしまって、大騒ぎになったという人もいました。
ですから周りの人に相談するのも、夫との対話を経てから、ご自身が冷静になってから判断したほうが、無駄なトラブルを避けられると思います。
浮気された自分を責め、「愛される妻になる」系の活動
どうしたらいい?と自問していると、真面目な奥さんがたどり着くのは「夫が浮気したのは、私が悪かったからだ」という自責思考です。
そこから、自分が良い妻になれば、夫は帰ってくる。私が態度を改めれば、この問題は終わる!
こういった、「自分が愛される妻になればいいという方法論」に従った活動を始めてしまう奥さんは多いです。
しかしこの方法は、夫の浮気をやめさせるような力はなく、むしろ解決が長引きます。
さらに、妻の心が病んでしまうという重大なリスクもあります。
浮気された被害者なのに「こうなったのは私のせい。私が変わらなきゃ」みたいに努力するなんて、心が病むにきまっていますよね。
そして努力しても、夫は浮気をやめないし、むしろ悪化していく。
こんなに頑張ってるのに愛されない、もっと頑張らないといけない……
このスパイラルに落ちてしまうと、辿りつく先はうつ病などの深刻な病……。
こうならないためにも、「夫の浮気は自分のせいだ」という考えにとらわれないように注意して欲しいです。
混乱しているときは何とか解決策を手にいれたいから、安直な意見を鵜呑みにしてしまいがちですからね。。。
ご自身を苦しめる思想であっても藁にもすがる思いで飛びついてしまいますが、苦しい!と思ったら少しその思想からも距離をおいてくださいね。
「カンタンに夫の浮気は解決♪」情報や宗教・スピ系に飛びつく
また、夫の浮気問題をカンタンに解決♪みたいな情報にも左右されやすいです。
カンタンに解決させます!みたいな情報に飛びついて、高額な指導料を払ってしまったり……
占いとか霊能者などスピリチュアルなエネルギーで何とかしてもらおうと、また高額な契約をしてしまったり……
とにかく心が弱っているときは、そういうのに引っかかりやすいので注意です。
お金だけで済めばまだマシですが、洗脳系のところにうっかり相談してしまうと、人生も左右されますよね。
浮気された妻で洗脳系宗教にどっぷりハマり、自己破産にまで追い込まれたあげく友人を失い孤独になってしまった人を知っています……。
心が弱っている人たちを洗脳して利益を上げるタイプの団体があるということも、これを機に意識しておいてください。
最初は誰もが大混乱で右往左往
このように、浮気の問題に直面した奥さんは、誰もが「どうしたらいい?」のグルグルで、大混乱して右往左往すると思います。
(意外と冷めていて、夫の浮気を見て見ぬふりができる妻もいますね、そういった方の方が心理面では強いと思います)
グルグルしているときは、あえてその右往左往を自分に許して、重大な決断は冷静になるまで後回ししてください。
それは問題を放置することとは違いますし、現実逃避とも違います。
戦略的に何もしないことを選び、時期が来るのを待つということです。
徐々に判断力が戻ってきて夫の浮気にどうしたらいいのかがわかるようになっていく
そして、自分を大事にしていると、徐々に「どうしたらいいか?」より「自分はどうしたいか?」と、考え方がシフトしていきます。
小さなことから、「どうしたらいい?」から「自分はどうしたいか?」と考えるように訓練してみてください。
今日のランチを選ぶとき、今日着る服を選ぶとき、そんな小さいことからでいいですから、自分は今どうしたいか?を知る練習をしてください。
そうしていると、徐々に、浮気という大きな問題に対しても、「自分がどうしたいのか」が見えるようになってきます。
それができるようになってから、その都度自分の心に従って方法を選び、行動していくといいです。
ただし「自分はどうしたいか」も、固定はしないと思います。
そのときは「こうしたい!」と思っても、あとから「やっぱり違う」と気持ちは変わるものです。
その都度フラフラするし、どの道を選んでも、「ああすればよかった」と後悔はついてきます。
でも、そのときはそれしかできなかったのですから、自分の選択した道を、後悔しながらもできるだけ大事にして欲しいです。
「どうしたらいい?」と自分以外の人に聞いて動くよりも、後悔する率はずっと低いと思います。