夫が浮気をしていて、何とかやめてもらいたいとき。「やめさせる作戦」を考えると思います。
浮気していたとしても、夫も人の子だし、一度は愛し合った夫婦だし、子どものためにも家庭のことを考えて欲しい。
不倫は人の道に外れ、妻を傷つける行為でもある。
夫もそれに気づいて罪悪感を持てば、浮気から手を引いてくれるのではないか?
このように、罪悪感をうえつけることで、浮気をやめさせるという方法も考えたことがあるかと思います。
浮気の罪悪感はあるが……
浮気をしている最中の男性にも、罪悪感はある人が多いです。(なかにはまったく罪悪感を持たない人もいますけどね……)
浮気は悪いことだとはわかっているし、妻が知れば悲しむこともわかっています。だから必死で隠そうとします。
妻バレすれば、悲しみ怒る妻の顔を見られないくらい、罪悪感で苦しいのです。
「妻を傷つけている罪悪感が辛い」
「子どもが不安そうな顔で両親を見ている状況に罪悪感を刺激されて、子どもの顔をまともに見られない」
こういった気持ちが芽生えれば、少なくとも頭の片隅では「浮気はやめないといけない、もうこれ以上罪悪感に苦しみたくない」と考え始めます。
奥さんにバレていない頃は浮気を満喫していたのに、妻バレした瞬間に罪悪感から浮気を楽しめなくなる。
そして次第に、女との関係にヒビが入って、別れることになる。
ということも十分考えられます。
ですから浮気に気づいたときに、夫に罪悪感を持たせるような働きかけをするのは大事です。
本当に出来心でフラッと浮気してしまった男性が、妻への罪悪感で辛くなってやめたとか。
始まってすぐでまだ不倫にどっぷりハマっていない頃や、妻の妊娠中など特殊な事情があるときは、罪悪感でやめる、ということもよくありますからね。
軽い罪悪感では浮気の抑止力にならない
とはいえ、一度不倫に足を踏み込んだ男性は、軽い罪悪感では不倫から足を洗えないこともあります。
それは、不倫行為の刺激と興奮が強くて、軽い罪悪感程度では抑止力にならないケースです。
ちょっと家に帰りづらい雰囲気になっているとか。
奥さんが陰で泣いているようだ、(でも必死で我慢して隠している)とか。
その程度であれば、夫は罪悪感を強く刺激されないので、それほど辛くないです。
それだと、徐々に、罪悪感を感じるけど、浮気の刺激と興奮も捨てがたい、となってしまいます。
犯罪者にたとえるのは失礼かもしれませんが……犯罪者たちも一応、罪悪感はあるのですよ。
しかし、犯罪行為で得られるメリット(お金や刺激)の方が魅力的に見えて、どうしても引っ張られてしまう。それと同じなのだと思います。
自分の罪悪感からも逃げる浮気夫
また、浮気する男性は、基本的には意志が弱く現実逃避しやすい傾向があります。
浮気を始めた時点で、責任や倫理から目をそらす癖がある人だということが証明されていることになりますし……。
ですから浮気したことに対する罪悪感はあるものの、それからも逃げるのもうなずけます。。。
そして、自分の不貞が妻にバレたら、さらに逃げることでしょう。
浮気をやめなければいけないという責任から逃げ。
すすり泣く妻の後ろ姿を見て感じる罪悪感からも逃げます。
罪悪感を持てば持つほど、妻から逃げようとして、ついに家に帰ってこなくなる人とか自室にこもって会話を遮断する人もいるくらいです。
そしてどこへ行くかというと、すべてを忘れさせてくれる不倫女のところです。
現実を忘れさせてくれて、お花畑で刺激的な疑似恋愛を楽しめるところに行ってしまうわけですね。。。
罪悪感はとても辛い感情ですし、どうしたら消すことができるのかわからない。
そんなときできることは、ただ逃げるだけ。
特に逃げ癖のついた浮気夫は、罪悪感を感じたら反射的に逃げると思います。
罪悪感を感じさせないと、浮気は一層長く続く
だったら、妻は夫の罪悪感を刺激しないように、浮気している夫を許しニコニコ受け入れ、居心地の良い家庭を作ればいいのか?というと。
おそらく夫とは表面上、波風のたたない夫婦となるでしょう。
夫は罪悪感を感じなくて済むから、妻から逃げることはなくなるでしょう。
家に帰ってくるし、妻の作ったご飯を食べ、妻と寝室を共にし、普通の家庭生活をおくると思います。
が、浮気も続けるのだと思います。
やめる理由がないからです。
浮気の抑制力になるのは、強く、継続的な罪悪感
罪悪感は本当に辛い感情なので、逃げるか「罪悪感を感じない状況」を自分で作るしかなくなります。
夫が罪悪感を感じさせないように奥さんが配慮してしまえば、表面上夫婦仲は良くなりますが、夫は浮気を続けるでしょう。
「妻が一生懸命夫に愛を伝えることによって、夫が気づいて(罪悪感を感じて)戻ってくる。だから夫を理解し、褒めて頼って、愛される妻になって!」という考えは、夫の罪悪感を刺激して浮気をやめさせようという方法だと思います。
しかし、こういう形で罪悪感を感じさせようとするのは、浮気夫には生ぬるいのです。
浮気する男性の心理構造上、こういう方法ではなかなか罪悪感を感じないし、感じたとしても「浮気をやめよう」という動機になるのには弱すぎます。
浮気の抑制力になるのは、強く、継続的な罪悪感。
その気持ちを感じていると辛くて苦しくて、もう浮気なんかやめたほうが楽になれる……と夫本人が心底思うほど、強いものでないと浮気をやめる動機にならないのです。
奥さんが夫に罪悪感を持たせるよう働きかけていくと、多くの夫は自分の罪悪感から逃げようとします。
実際に家を出て行ってしまったり、妻を威嚇したり不倫を正当化したりしますが、これは罪悪感を感じないための、自己防衛的な反応です。
夫がこうなったときに、奥さんがどこまで踏ん張れるか、も重要です。
奥さんが夫の罪悪感から出ている反応にひるんでしまって、「夫が本当に去っていくかもしれないから、これ以上夫を怒らせてはいけな」と不安になってしまうと、なかなか、強く継続的に罪悪感を感じさせ続けることができなくなります。
そして、夫はまた、元のように浮気の刺激へ逃げてしまう。
それをくりかえすごとに、浮気に慣れた夫は罪悪感にも慣れて感覚もマヒしていく。。。という悪循環にもなりがちです。
こういった心理的駆け引きは本当に難しいものですが……
少なくとも、夫に罪悪感を感じさせることを躊躇しなくていいのです。
罪悪感は浮気のストッパーになりますからね。
そして罪悪感から夫がどういう反応をしても、真に受けず毅然と向き合うように頑張って欲しいです。