浮気した夫の暴言・逆ギレの背景にある心理

浮気夫の心理と本音

浮気が発覚して妻が問い詰めたりすると、暴言を吐く人がいます。

 

ふだんは温厚な夫が、不倫問題を前に豹変し、逆ギレして暴言を吐いてくると、本当に驚きますよね。

 

ただ、こうなるのは浮気中の夫特有の心理が背景にあります。

 

あらかじめそのことを知っておけば、心を守ることができるのではないかと思います。

浮気発覚後の暴言の数々

浮気が発覚したあと、妻との会話の中で、夫が逆ギレし暴言を吐くことが本当に多いです。

 

そのパターンは驚くほど同じで、どこかにテンプレでもあるのですか?と疑うほど似通ってます笑

 

それらはだいたいこんな感じ

 

  • お前がかまってくれなかった
  • 仕事で忙しい時に理解してくれなかった
  • 君のことは結婚する前から好きじゃなかった
  • 家事育児が中途半端でダメ
  • 子供中心で自分の居場所がない……

 

だから、俺は浮気した

 

このような論理で、浮気したことを正当化するというパターンです。

 

冷静に聞けば、こんな論理が通るわけないって分かりますよね。

 

しかし夫の浮気を目の前にして大ショック受けている奥さんは、それを鵜呑みにしてしまう傾向があります。

 

確かに……夫をかまってあげなかった、子供中心で場所はなかったかもしれない。

 

家事が中途半端で居心地のいい家庭ではなかったかも。

 

そのように感じるのも無理はありません。

 

さらに自分に責任があるというに結論付けた方が対処がしやすいので、妻本人も楽になったりします。

 

  • 私が頑張って良い妻になれば、夫は浮気をやめるかもしれない。
  • 子供ではなく夫を中心にかまってあれば、夫を満足して浮気をやめるだろう。

 

要するに、浮気の原因は自分にあるのだというそのように結論付けるということ。

 

屈辱的ではありますが、どうしたらいいかわからないという無力感よりは、「自分のせいだ、だから自分さえ変われば問題は解決するのだ」と、解決策が見えた方が安心するという心理が働くのだと思います。

 

このような考え方だと、一時的には対処ができますが、根本的な解決にならないです。

 

浮気をしたのは夫の心の弱さが原因であって、妻がどれだけ努力しても、夫の浮気問題は自然には解決しないです。

 

夫の暴言で妻が煙に巻かれてしまい、妻がいわゆる愛され妻活動に没頭するようになってしまえば、夫の浮気行為は終わらないどころかむしろ助長されます

 

妻の態度が変わらない限り俺は浮気していてもいい、と夫が無理やり作ったルールが夫婦の中で共通認識となりやすいからです。

 

よくある夫の暴言の背景心理

以下が、よくある夫の暴言と、背景にある心理です。

「最初からお前のことは好きじゃなかった」

背景心理:自分が先に他の女に心うつしたのではなく、以前から妻との関係は悪かったということにしておこう。

 

「お前のせいで俺は浮気した」

背景心理:不倫したのは自分だと分かっているけど、それを認めると絶対に責められるので、こちらから妻を責めておこう。

 

「お前の態度が変わらなければ俺は浮気をやめない、あるいは浮気をやめる条件はおまえが●●になることだ」

(●●には「優しい女」とか「もっと痩せろ」とか「俺の親に良い嫁と思われるように」などが入る)

背景心理:この不倫関係を続けたい、だから何か出来もしない厳しい条件と引き換えにやめるということにしておけば、いつまでも浮気をやめない理由付けにできる。

 

「これ以上言うならもういいよ。離婚しよう」

背景心理:どうせ妻は俺がいないと生活できないはず。妻には離婚なんかする勇気はないんだ。

離婚を口に出せば、ひるんで黙るはずだ。

 

「お前にも子供にも、もう愛情を感じない」

背景心理:自分の浮気心で女を作ったのではなく、妻への愛がなくなったから他の人と恋愛しているという形にすれば理解されるだろう。

 

「家庭に居場所がなかった、誰も俺なんか気にしてなかったから」

背景心理:かわいそうな俺を演出すれば、浮気したのも仕方がないと理解してもらえる。許してもらえるはず。

 

暴言・逆切れは自己防衛で真実ではない

このような形で、暴言を吐いたり逆ギレしながら伝えてくるかもしれませんが、これらは全て自分の罪を正当化するだけの口からでまかせで真実ではありません

 

浮気が発覚した直後というのは、夫も「ヤバいバレた!なんとかその場を取り繕わなければ!」という自己防衛意識でいっぱいです。

 

ほとんどの人が妻に責められる恐怖と、罪悪感でパニック状態になってます。

 

それらが強い人ほど感情的になり、自分の罪を認めるどころか全ての罪を妻になすりつけようとします。

 

でもこれは、自分の辛い気持ちから逃げたいだけです。

 

一度、妻を煙にまけると何度も繰り返す

また厄介なことに、一度浮気について話し合った時に暴言を言ってみて、妻が思惑通りの反応をしたら。

 

妻が「私が悪かったわ」とうなだれ、「ごめんね改善するから離婚はしないで!」とすがったりしたら。

 

そのような経験をすると、夫は味をしめてしまいます

 

もし妻が何か言ってきたら、また暴言を吐けばいい。

 

「俺の気持ちを理解しろ!お前のせいだ嫌なら離婚してやる!!」って言えばまた黙るさ……。

 

そしてその度に妻が黙らされてしまい、以後、その悪循環が続くというケースもあります。

 

そんな風に逆切れされて暴言を吐かれると、本当に傷つくし、悲しいし、どうしたらいいか混乱しますよね。

 

しかしまずは、夫の言葉と態度は、本心ではないのかもしれないと、冷静になって聞いてください。

 

どうか煙に巻かれないように注意してください。

 

繰り返しますが、夫の逆ギレや暴言は自分を守るために無理矢理正当化しているだけです。

 

口達者な人だと、まるで本当のように迫真の演技で迫ってくるので騙されてしまいがちですが、一度立ち止まって、夫の発言を検証してみてください。

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