夫に浮気された妻は、かなり長い間フラッシュバックに悩まされると思います。
フラッシュバックをどう消していけばいいのか、いつまで続くのか?
フラッシュバックの問題は本当に奥が深いので、一言で言えないのですが、フラッシュバックが強い妻は、「ある思考」が強い傾向があります。
夫の浮気後、妻のフラッシュバック
夫が浮気をしていたことが発覚した時。妻はひどいパニックに陥ると思います。
そして、たとえ浮気の事件が終わったあとであっても、あの時の事が鮮明に思い出されて、まるで今、その危険にさらされているかのように感じてしまう。
強烈な怒りに支配され夫に八つ当たりをする人もいれば、不安でパニックになり過呼吸になる人もいます。
フラッシュバックは、程度の強い人もいれば弱い人もいます。
フラッシュバック程度の強い人の思考
フラッシュバックが起こる頻度が高く、ひどく情緒不安定になる人の傾向として、ある思考を持っていることがあります。
それは、夫と私は離れることができない、という思考です。
フラッシュバックというのは、あなたがもう二度と傷つかないように、深層心理が警笛を鳴らしている状態です。
気をつけて!またひどい目にあうかもしれない!警戒しなさい!
このような深層心理からのメッセージが、過去の感情の再現という形で現れてくるわけですね。
浮気問題をきっかけに起こるようになったフラッシュバックというのは
- 心から信用している人(夫)が、私を傷つける加害者だった
- 加害者を無防備に信じたら、また同じように傷つけられるかもしれない
- 2度目にまたあの時のように傷つけられたら、もう心は壊れてしまう
- だからむやみに信用しないで!気をつけて!!
- 危険を察知したら、逃げないとダメ、どうか自分を大事にして!
と、あなたの心の防衛機能が、一生懸命、危険を知らせようとしているということです。
一方あなたが意識の面で、夫は加害者ではあるが、私は夫と、絶対に何があっても離れることはできない!と、かたくなに考えていたら。
あなたの意識上の思考が、加害者を無理にでも信じよう信じようとしている。
一方、それが不安でたまらないあなたの深層心理は、また傷つけられるのが怖いので、何度も何度も激しいフラッシュバックを起こして、警戒させようとしてくるのです。
心ってほんと複雑ですよね。。。
夫とは離れられない、という思考を手放す
もしあなたがフラッシュバックがひどくて、何年も苦しんでいるとしたら。
もしかしたら
- 夫とは絶対に離れられない
- 夫を許して夫婦修復をしなければいけない
- 夫がたとえ再度浮気を始めても、私は我慢するしかない
- どうしても離婚だけは避けたい!
このような頑固な思考を持っていませんか?
意識上にこういう考えがあると、フラッシュバックは長く強く続きます。
「加害行為をしてきた人と離れることができない、ならば警戒し続けるしかない!」と、あなたの深層心理が判断するからです。
一方、「もし私を再度傷つけるようなことがあれば、私は自分のために夫と離れるつもりだ。」
このような思考が芽生えてきたらどうでしょう。
あなたの深層心理は、少し安心すると思います。
もし傷つけられたら、その時は加害者と離れればいい。危険なことからは、距離を置けばいい。
そのように心が安心すれば、フラッシュバックもだんだん減ってきます。
なぜ消えないのか自問して、消そうとしすぎないこと
フラッシュバックは、あなたの周辺に危険があると思って、あなたを守るために出てきています。
浮気をされて初期の段階であれば、フラッシュバックが強く起こるのは当然です。
しかしそれが長く強く続くのであれば、なぜフラッシュバックが続くのか?
それは自分のなかに、絶対夫と離れられない!離婚はできない!というあなたを縛り付ける思考があるからではないでしょうか?
そしてそんな時こそ、フラッシュバックを消そう消そうとしないでください。
フラッシュバックを消す技術というのは、トラウマセラピーなど色々あります。
しかし浮気問題のフラッシュバックは、あなたを傷つけた加害者が、まだ近くにいるという特殊な事情があります。
災害トラウマや犯罪トラウマとは違って、加害者が近くにいる。
そしてその加害者と、今後も歩み続けなければいけないという、複雑な関係性が続いてるわけですよね。
そんな中で、あなたが加害者と絶対に離れられないと思い込んでいれば、いつまでも深層心理は安心できないのでしょう。
トラウマフラッシュバックは、時間とともに徐々に軽減していくのが普通です。
一方、長く強く続く場合は、このような思考が原因になっているケースが多いです。
ですから、思考をゆるめることがフラッシュバックの軽減につながるかもしれないです。