「浮気夫はatm」そこに秘められた本音に気づかないと心が壊れる

浮気されたトラウマからの回復

ご主人の浮気がなかなか終わらないとき。

 

あるいは何度も浮気をされて、もう諦めの境地に来ている奥さん。

 

そんな人たちのなかに、「もう、浮気夫はatmだから……」と、悲しい顔でほほ笑む方がいますね。

 

浮気夫はatm。

 

それが本当に、心から納得している状況であれば、それでいいと思います。

 

ただ、そうつぶやいたとき、奥さんの心には本当の気持ちが隠れていますよね。

 

本音の部分をご自身で気づいているのなら問題はないですが、本音を隠すために「浮気する夫なんかATMだから」と片付けていると、奥さんの心を壊してしまうことがありますので注意して欲しいです。

浮気された妻は自分の本心に気づけない

夫に浮気されるということは、普通の女性にとって、本当に辛いことです。

 

普段は気が強い人で、いつも「夫なんかATMみたいなもんだから」と言っていた方が、ご主人の浮気がわかってから10キロも痩せてしまい、今でもトラウマケアを受けている人もいます。

 

自死を選ぶ方もいるし、各種依存症(アルコールなど)に陥る人もいます。

 

適応障害やうつ病、パニック障害、不安神経症などは普通に発症します。

 

そのくらい、女性の心を破壊するのが夫の浮気事件です。

 

ただ、一部の奥さんの中に、「夫が浮気していようがどうでもいいです」「夫、ATMですから笑」と、サラリと仰る方もいます。

 

それが本心ならいいのですが、このようにつぶやく方の中には、本当の気持ちを抑圧しているために、自分で自覚できていないだけ、という方もいます

 

本当は辛くて悲しくて惨めで寂しいのに、その気持ちを完全に心の奥底に押し込めてしまい、感じなくしているということです。。。

 

我々の心には、まともに感じると辛すぎることが起こると、「辛い」と感じなくて済むようにできてしまう機能があります。(防衛機制といいます)

 

不倫された妻の心にもその機能が働くので、「夫の浮気くらいたいしたことないわ」と軽く流そうとして辛さを感じなくしたり。

 

「夫なんてどうでもいい存在だから。ATMだし」と夫への本当の想いをごまかしたり。

 

そういう気持ちになることがあります。

 

そのおかげで緊急的な辛さは感じなくても済むのですが、それをずっと放置したまま、ご自身の本当の気持ちを無視し続けると……。

 

心の奥底に閉じ込められて、本人が意識していないネガティブな感情は、いつかどこかで爆発して、身体の病気となって現れることもあるし、精神的な症状(うつ、不安神経症、不定愁訴など)になって出てくることもあります。

 

何だか脅すようで申し訳ないのですが事実なので……

 

ぜひ、「浮気夫はatm」とつぶやいているその奥に、本当の気持ちが隠れていないか、ご自身のために考えてみてください。

 

誰の目を気にすることなく、誰に遠慮することもなく。

 

自分は本当は、何を感じているのか?をくみ取ってあげるのは、心の癒しにとても役立ちますし

 

ひいてはそれが、夫の不倫問題を解決につなげていくことになりますからね。

 

まずはご自身の心を健全にしていくこと、ご自身を大事にして欲しいです。

 

浮気夫はatm、そこに秘められた本音

浮気夫はatm、そうつぶやいたとき、そこに秘められている本当の気持ちにはいくつか種類があると思いますが代表的なのは

 

「夫はatm、と本気で思えたら楽になれるのに」

ご主人の浮気で深く心が傷ついていて、悲しくて寂しいとき。

 

本心から「夫なんてatmだから」と思えたら、楽になれるかもしれない……と、自分に言い聞かせるために「浮気夫はatm」と言っている方は多いです。

 

この場合の本心は、「まだ夫が好きだし、また元のように愛しあう夫婦に戻りたい」だと思います。

 

もしこの状態なのであれば、「夫のことがまだ好き。ATMだなんて思えない。また愛し愛される夫婦になりたい」と、認めてしまった方がむしろ楽になれるのではないでしょうか。

 

そうすると、もう一度、夫の浮気問題に立ち向かう勇気が出てくるかもしれません。

 

奥さんには夫の浮気をやめさせる権利があるのです。

 

「夫はatm」と自分の本心をごまさないといけないなんて、そもそもおかしいのですからね。

 

「私には、浮気夫をatmとみなして我慢することしかできない」

また、自分にはできることは何もないとあきらめてしまっている人。

 

浮気されているのに、夫から離れることはできないと思い込んでいる人。

 

子どものために、生活のために、ガマンするしかできることは無い、だから夫はatmだ、と合理化している状況です。

 

こうなっているのはすでに自尊心が壊れていて、本来感じてもいいはずの不倫者たちへの怒りを、意識の下に押し込めているからだと思います。

 

浮気夫に対して怒っていることを認めてしまうと、夫と争いごとになるかもしれない。

 

そうすると離婚の危機に発展するかもしれない。

 

それは嫌だ……生活もあるし子どもだっているし、孤独になりたくない……

 

その不安から「夫はatmだから。私はこれでいいの。夫婦なんてそんなもんでしょ?」と無理やり納得しているというケースですね。

 

そうなってしまうのも仕方がないとも思いますが、少なくとも「浮気は許せない、夫に対して腹が立つ」という怒りの気持ちに気づけるようにしてください。

 

怒っていいし、夫を嫌ってもいいんだ、と、自分に許可を出してあげてください。

 

本心から浮気夫はatmだと思うとき

一方、上記のいずれにも当てはまらず、本心から「夫なんてatmだ」と思っている場合。

 

それならば、奥さんの心を壊すことは無いでしょうから、それも一つの夫婦の在り方だと思います。

 

浮気夫が奥さんにATM扱いされるのは、当然の報いですしね。

 

ただ、夫が浮気をしている最中なのであれば、いつ「夫のatm」を狙って不倫女が略奪を企ててくるかわからないので、きちんと現実的な防衛策をとっておいてください。

 

金銭目当てや生活の安定を求めている不倫女も多いですから、家計の管理はしっかりとしておきましょう!

 

さらに「浮気夫はatm」と今現在思っていても、それが本心からなのか、あるいは一時的にそう思わざるを得ないからそう思っているのか、定期的に考えるようにしてくださいね。

 

今そう思っていても、「やっぱり何とかしたい」と考えが変わるかもしれません。

 

今「夫はatmでいいや」と思っていても、自尊心の回復とともに、その裏にある本当の感情が意識上に登ってくるかもしれません。

 

そのときこそ、きちんとご自身の気持ちを受け止めてあげてください。

 

浮気を終わらせるとか、夫婦仲を修復することより、何よりも大事なのが奥さんご自身の心が健康で、自分らしい人生を生きられることですからね……。

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