浮気夫の逆ギレ:夫は自分が何を言ったか覚えていない。その理由と対処法

浮気されたトラウマからの回復

浮気をしている夫は、奥さんに対して逆ギレをすることがよくありますよね。

 

ただし、浮気を終えて家庭に戻ってきたあと。

 

多くのご主人は、自分が奥さんに何を言っていたのか、覚えていません。

 

一方、奥さんの方はしっかりと覚えていて、「あの時、私に言ったこと、あれ本気だったの?」といつまでも苦しみますよね。

自己保身のために咄嗟についた嘘だから覚えていない

浮気夫が、浮気の渦中に吐いた奥さんへの暴言の数々。

 

  • 浮気したのは、家庭に居場所がなかったから
  • キツい物言いをされて、おまえが怖かった
  • メシがまずい
  • 太ったお前の後ろ姿を見てたら、もう夫婦生活を続けるのは無理だと思った
  • クソむかつく女
  • どうしてお前みたいな女と結婚したのか訳がわからん

 

こういうのがよくある逆ギレ・暴言のときに出る言葉ですが、もっと生々しいのもいっぱいあります。

 

奥さんの一番気にしているところを突くような、意地悪な暴言を言われることも多いですからね……。

 

夫だから知っている奥さんのコンプレックス。

 

夫婦の長い時間があるからこそわかる、奥さんが一番気にしている部分。

 

そこを卑怯にも、浮気夫は刺激して、奥さんを傷つけるのです。

 

そこでつけられる心の傷は本当に深く、浮気が終わって夫婦修復をしている段階になっても、いつまでも妻はそのとき言われたことが忘れられない。

 

そして何度も夫に対して「あの時こう言われた!」「あの時どういう気持ちで私を傷つけたの?」「よくあんなことを言えたわね?」と蒸し返してしまうのですよね。。。

 

決して夫を擁護するつもりではないのですが……

 

浮気中の男性が奥さんに何か問い詰められそうになったときに、とっさに吐く逆ギレや暴言は、ほとんど本心ではありません。

 

自己保身のための嘘なのです。

 

そして本心ではないからこそ、時間が経つと、自分が妻に、いつどういうことを言っていたのか、すっかり忘れてしまっています

 

そのため、後から奥さんに「あの時、こういったでしょ?」と問われても、本当に覚えていないので

 

謝ることも反省することも、なぜそう言ったのかその理由を奥さんに説明することもできないのです。

 

情けない話ですよね?

 

浮気夫の逆ギレは子どもの反抗と同じレベル

子どもさんがいらっしゃる方はご経験があるかと存じますが……(うちはしょっちゅうですが)

 

  • なんて汚い字!字はもっと綺麗に書きなさい
  • 夏休みだからっていつまで寝てんの?
  • ゲームばっかりしてないで、お手伝いくらいしてくんない?
  • なんでこんな計算ミスるわけ?

 

こういうことを子どもに言うと、反撃されませんかね?

 

  • お母さんの字も汚ねえじゃん
  • お母さんだって日曜日は昼まで寝てんだろ?
  • パソコンばっかりして僕と遊んでくれないじゃん?
  • なんでこんなマズいメシしか作れないの?

 

自分がそれ以上責められたくないとき。

 

子どもは同じようなネタを使って反撃し(逆ギレ)我々母親の戦意を喪失させますよね。

 

そして年齢が上がり知恵がつくにつれて、その反撃も的を射たものになり……我々が一番言われたくないことをズバりと突いてくるので結構傷ついたり……

 

しかし、そのときの子どもは、「母親からウダウダ言われたくない、逃げたい」と思っているだけで、本心から言っているかといえばそうではありません。

 

また、自分が何を言ったか、ほとんど覚えていませんよね?

 

浮気夫もだいたいそれと同じような感じだと思っておくとちょうどいいかも、です。

 

子どもであれば内容が稚拙なので、すぐに「自己防衛で反撃してんな」とわかるものですが、成人している夫だと、何となく本心のように感じますよね。

 

ただ、そこに本心はほぼ入っておらず、とにかく奥さんを遠ざけたいだけ。

 

黙らせたいだけ。

 

これ以上踏み込まれたくないために、奥さんを傷つけ戦意喪失させようとしていただけです。

 

浮気夫の逆ギレ心理を受け入れ、流せるように

ですからまずは、浮気中に言われた数々の逆ギレや暴言は、浮気しているといううしろめたさから、奥さんを遠ざけるために言い放っていた、自己防衛のための言葉だと理解しましょう。

 

許す必要はないのですが、本心からそう思っていたのかも?と勘違いしたままだと、修復にすごく時間がかかってしまいますからね……。

 

そして、思い出してしまうのは仕方がないのですが、その言葉をいちいち心で繰り返し再生させて、何度も傷ついてしまっているのなら。

 

それは、できるだけやめましょう。

 

「あれは、自己防衛のために、口から出まかせで言っただけの言葉だったんだ」と、何とか気持ちを落ち着かせるように、頑張ってください。

 

ある奥さんは、「あなた、あの時は、自分を守るために、私を遠ざけるために、わざと私を傷つけるようなことを言っていたの?」と、夫にストレートに聞いておられました。

 

そうしたら、ご主人の方もそれを認め

 

「お前と話さずに(責められずに)済ませるには、ああするしかできなかった。何を言ったか覚えてないけど、本心じゃないことは確かです……」

 

と、うなだれていたそうです。

 

覚えてられないなら言うなアホ!

 

と思うのが当然ですし、すぐには納得できるわけもありませんが。

 

ただ、逆ギレ的に言われたことを本気にして悩んだり。

 

いつまでも傷つきつづけて辛い毎日を送っているのなら。

 

もう、夫のあの言葉は、自己防衛のための、口から出まかせだったんだ、と思えるようになるといいですね。

 

子どもがうるさい母親を遠ざけようとするのと同じ動機で言っただけなのなら、できるだけ流して気にしないようにすることが、ご自身のためになるのでは?と思います。

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