夫の浮気が発覚してから、奥さんはいろいろと想像してしまい、苦しむと思います。
想像するのが苦しいからやめたいのに、どんどん想像してしまう。
特に夜、眠ろう眠ろうとすると、どんどん「夫はどうやって女と?」「あのとき夫は女と……」と、悪い想像があふれてくる。。。本当に辛いですよね。
浮気関連の2種類の「想像」
夫が浮気した後、奥さんは辛い「想像」に苦しむわけですが、これには2つの種類があります。
一つ目は、不安からの想像である【疑心暗鬼】。
そして二つ目は、、心の回復過程での想像【トラウマフラッシュバック】です。
疑心暗鬼
- 夫は浮気相手の女とは別れたと言っていたけど、またするんじゃないか?
- あの時、夫は女と会っていた。出産後で疲れてた私を「ブサイク」って笑っていたんじゃないか?
- 夫は女に本気になっているんじゃないか?
- 反省してるフリをして、水面下でコソコソ会っているに違いない
このように、事実かどうかわからないけど、「ああなるんじゃないか、こうなるんじゃないか」「ああだったんだろう、こうだったんだろう」と、不安と怒りでグルグルと想像がとまらない状態。
これが疑心暗鬼ですね。
多くの奥さんが、この辛い疑心暗鬼を体験します。長い人は10年とか苦しむ人もいます。
トラウマフラッシュバック
- 夫の顔を見ると、ふと浮気中に夫に言われた言葉が想像でよみがえってきて、そのときのどん底の気分が襲ってくる
- テレビで映る男女のラブシーンを見ると、女とやってる夫の姿を想像してしまう
- 夫の服についていた「女の髪のにおい」、それに近いにおいをさせている女性と町ですれ違い、急に不安な気持ちになる
このように、夫が浮気渦中だった頃に体験した感情が、ふとした瞬間によみがえってきて辛くなることがあります。
フラッシュバックとか言われますが、これは心が回復しはじめた頃から頻繁に発生するようです。
「想像しちゃダメ!」をまず止める
もう、夫の浮気のことを考えるのはよそう。
誰かに相談しても「過去のことだし、いつまでも想像していたらダメだよ、あなたが辛くなるだけじゃない」と言われる。
確かにそうだ、想像するのはやめよう、辛くなるってわかってるんだから……
でも、やっぱり想像してしまう。
と、なっているのなら、一旦「想像しちゃダメ!」というのをやめてみましょう。
自由に想像していい、と許してあげてください。
とくに、浮気問題が発覚してから3か月くらい経っているのなら、心がどん底の状態から這い上がろうとしているはずです。
心の回復過程にあるとき、過去の衝撃的記憶を思い出すことで、その傷を癒そうとする機能が心にはそなわっています。
ですから、思い出すことは心の傷を埋めるためには大事ですからね。
あなたの心の機能を信じてください。
むしろ止めようとすればするほど、嫌な想像って出てくるものですよね。
押すな押すなと言われれば押したくなり。見るな見るなと言われれば見たくなる。考えるな考えるなと禁止すれば、考えたくもなるものです。
ですから「想像していいよ~」と、心を解放したほうが、楽かもしれません。
さらに、嫌な記憶は閉じ込めるといつまでもくすぶり続けますが、いっそ覚悟して全部出しきってしまえば、どこかで「あまり思い出さなくなる日」が来ます。
何度も想像してしまうのならむしろ、何度も思い出して、心の傷が薄くなるのを待ってください。
いわゆる「時間薬」ですね。この薬は時間はかかりますが、本当に効果があります。
さらに、時間薬の効果をもう少し上げる方法が、「安心できることで過去の記憶を上書きすること」です。
あと、浮気は終わっているはずなのに、何度も何度も同じ想像で苦しめられいて、さらにその期間が長く続いている人は、もしかして他に理由があるかもしれませんね。
夫はまだ、あなたを安心させてくれないのではありませんか?
あるいは夫に精神的な依存をしすぎていて、「たとえまた浮気をされても私は夫と離婚はできない!」と思い込んでいませんか?
そういった強い思い込みがあると、辛い想像(フラッシュバック)は長く続きます。