夫の浮気が悲しい、その気持ちを否定しないで!悲しみは解決力を生む

浮気されたトラウマからの回復

旦那さんが浮気をしていると知ると、すごく悲しいですよね。

 

夫が別の女性に恋をしている、自分とは別の女性と性行為をして、彼女のことばかり考えている。

 

私に嘘をついて陰でコソコソ、私を裏切っているなんて……。

 

悲しい、辛い。そう思うのが当然ですし、夫の浮気問題を解決するにあたって、この「悲しい」という感情はとても大事だと思います。

「夫に浮気されて悲しい」その気持ちが本当の感情

夫があなたの信頼を裏切って、他の女性と関係している。

 

それを知ったとき、多くの妻はショックでパニックになりながらも、最初は「怒り」を感じることでしょう。

 

  • 旦那、ただじゃ済まんぞ!殺してやる
  • 女は誰なの?叩きのめしてやる!
  • 素寒貧になるくらい高額の慰謝料請求してやる!
  • 旦那の両親にも会社にも暴露して、徹底的に地に落としてやりたい!

 

そう思うのが正常だと思いますので、多いに怒ったらいいです。

 

ただ、怒りというのは二次的な感情といわれていて、本当の感情は「悲しさ」と「不安」です。

 

夫の愛が失われたという悲しさ。

 

夫と別れることになるのではないかという不安。

 

私たちは、悲しさと不安を感じるよりは、怒りを感じていた方が楽なのです。

 

ですから悲しさ・不安が湧き上がってくると自動的に「怒り」という形に変えて感じるようになります。

 

悲しさを意識できる方が良い

普通は悲しさは「怒り」として感じるのですが、まっさきに「悲しい」「不安だ」と感じることができる人は、むしろ心が強いし素直なのです。

 

ですから、もしあなたが今、夫の浮気問題を前に悲しみに打ちひしがれて何もできず、ただ泣くことしかできないとしても、それは決して心が弱いからではないです。

 

むしろ、悲しめる心の柔軟さがあると思ってください。

 

「自分は悲しいんだ」と意識できる人は、実は強いのです。

 

浮気された妻は、悲しさを否定してしまいがち

ただ、悲しいという感情は本当に辛いです。

 

だから、早々に悲しい感情は「怒り」へと姿を変えて、楽になろうとするのです。

 

まだ悲しさが怒りに変わり、素直に怒りを受け入れられる人はマシです。

 

もっとヤバいのが、悲しい気持ちを感じないように、心を押さえつけること。

 

悲しい気持ちを否定し続けると、心が悲鳴をあげて、心の病気になることもあります。

 

感情をなかったことにして、「我慢」よりもいっそう心の奥に閉じ込めてしまうと、悲しみが身体症状に現れることもあります。

 

こういったことは、浮気をされた妻にはよくある傾向なので、注意して欲しいです。

 

悲しさを感じないようにしてしまうとは、具体的には以下のような感じです。

 

夫の浮気問題から目をそらす(現実逃避)

夫の浮気・不倫の問題から目をそらして、悲しみを感じないように、全然別のことに夢中になることで「現実逃避」する妻がいます。

 

よくあるのが子育てに熱中(それも異常なほど)、仕事に没頭、夫以外の男性と恋愛をはじめる、占いや宗教、スピリチュアル系のセミナーに傾倒……

 

どの活動も、気分転換レベルであればいいですが、無意識に「悲しい気持ち」から逃れる道として、何か別のことに没頭するのは現実逃避です。

 

現実逃避している間は辛くないかもしれませんが、悲しい気持ちは抑圧されるだけで無くならず、心の奥にとどまりつづけます。

 

その間、夫が浮気を続けているなら、悲しさは当然積み重なってきます。

 

それなのにその感情を無視して別のことに逃げても……解決にもならないしあなたの心も蝕まれていきます

 

感情を無視した、頭でっかちの対処法

あと、悲しみを感じないようにしたい妻がやりがちなのが、頭でっかちの対処法に夢中になることです。

 

それは例えば、「夫の愛を取り戻すためのマニュアル」に沿って、良い妻・愛される妻を頑張ることなどです。

 

夫が他の女性に会いに行く日。妻なら普通、悲しくて仕方がないはずです。

 

しかし、愛され妻の活動では、そんな夫でも笑顔で「行ってらっしゃい♪」と送りだすわけです。

 

夫から「お前とは終わってるんだ」と言われても、メイクしてセクシーショーツを身につけて夫を夜に誘う……。

 

悲しいのに、夫に愛されるために自分の気持ちを無視して、無理して頑張る。

 

それで夫の愛は戻るのか?といえば、正直確率は低いのに。。。

 

浮気されたという悲しさを無視しないで

ここで言いたいのは、現実逃避は一切するなとか、成功率が低い対処法はやめとけということではないです。

 

本当の気持ちをないがしろにして、頭で覚えた方法を優先するのは心が壊れるから危険だということです。

 

悲しいのに、それを打ち消して夫に愛されようと頭で努力すること。

 

それは、あなたの自尊心をズタズタにするし、悲しみは癒えない。

 

現実逃避や無理な頑張りを続けて、本当に心が病んでしまった人を知っています。

 

だから、悲しみを無視しないでください。悲しい気持ちを大事にしてください。

 

悲しさは浮気問題の解決力になる

そして、悲しいと感じるということは、夫への愛が残っている証拠ですよね。

 

よのなかには、夫の浮気を知っても、別にどうでもいいや……と思う人もいます。

 

夫の愛人への怒りだけは感じるけど、夫に対しては特に何の感情も湧かない……という奥さんもいます。

 

そのような感じ方もよくあるし、妻が心底苦しむことも少ないので、それはそれで良いかもしれません。

 

しかし、夫の浮気を知って、「悲しい」と感じる妻は、やはり夫が好きなんだと思います。

 

単純な恋愛感情より、もっと深くて大きな感情があるのだと思います。

 

そして、本当の意味で夫が浮気をやめ、夫婦の問題が解決するには、妻の悲しさが夫に伝わらないといけないです。

 

浮気・不倫の解決策は色々あるのですが、本当の解決は夫が女とヤラなくなった、ということではなく、夫と妻がもう一度夫婦として愛し合う関係になる、ということですよね。。。

 

それを目指すとしたら、妻の一番の武器は、夫への愛です。月並みですが。。。

 

浮気されて悲しい、それはまだ夫が好きだから。だからやめて欲しいし二度としてほしくない。

 

この気持ちが、解決力を生みます。

 

具体的な行動はその夫婦ごとにさまざまですが、浮気・不倫問題が解決するご夫婦には共通して、妻が心底悲しんだ時期があるということです。

 

悲しくて食事も喉を通らず、10キロ以上やせ、家事も育児も手につかず、宙を見つめうわごとを言い、眠れず心療内科に行き、わけのわからないことをつぶやき、今何時なのかどこにいるのか、自分が誰なのかさえもわからない……

 

強度の悲しみで押しつぶされているとき、こうなりますよね。

 

ただ、このレベルの悲しみを体感した妻が、徐々に自分を取り戻し、それでも夫と夫婦でいたいと決意したとき。

 

そのとき妻は、低レベルの不倫女性とは全く違う次元になっています。

 

肉欲や承認欲求のようなレベルの性愛とは違って、本当の愛を生み出す力が備わっています。

 

とはいえ正直なところ、妻がどれだけ大きな愛を持って夫と向き合っても、夫側にそれを受け取る器がない、ということもあります。

 

妻だけの愛が大きくても、夫がそれに見合わない人間であったら?

 

そのときは、夫と今後どうしていくべきか考えないといけません。

 

ただ、大きな悲しみを受け止めて、乗り越えた経験をすると、もはや「夫の愛を取り戻したい」妻ではなくなっています。

 

むしろ「夫に再度愛を与えるか否かを、自分で決められる」妻になっているはずです。

 

こうなったとき、もうあなたはどの道を選んでも幸せになれる。

 

そのとき夫が隣にいればそれも良し、夫が別の道を歩いていたとしても、それも良し、という状態になっていると思います。

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