夫の風俗通い:夫の性嗜好に合わせた性行為をするべきですか?

風俗・出会い系問題

夫のスマホから、風俗店の検索履歴が出てきた。

 

その店のホームページをのぞいてみて驚いた。それはM専門店。「Sの風俗嬢が、あなたを痛めつけます」というノリだった。

 

「夫の嗜好に合わせたセックスが必要なんでしょうか?私は…Sなんてできませんが…でも夫はそれを求めて風俗に行くわけですよね?もう風俗に行って欲しくないなら、私が夫に合わせた性行為をするべきでしょうか」

 

このようなご相談を受けることが多々あります。。。

 

事例は「Ⅿ男」にしましたが、これはもうたくさんの種類があります。Sもいるし、超熟好みもいるし、女子高生(を装った風俗嬢がいる店)、パイパン、のぞき、コスプレなど、さまざまです。

 

  • 夫は、私との性行為に満足できないから、風俗にそれを求めていたんだ
  • 私が彼の好みに合わせた夫婦生活をすれば、彼はもう風俗を利用しなくなるはず…

 

そう思い詰めて、無理に夫を満足させようとしている奥さんがいますが、こういうのは奥さんのメンタルを破壊するので、あまりお勧めできません。

「夫を満足させよう」の前に自分の苦しみに目を向けよう

ご主人の風俗利用がわかって、苦しんでいる奥さんにお伝えしたいのは、まず、ご自身が何が辛いのか?に注目することです。

 

夫を満足させよう、という思考を一旦ストップして、自分の心に何が起こっているのかを把握できるようにしましょうね。

 

おそらく奥さんは

  • 夫が自分以外の女性に性的関心を強く持っていることへの悲しみ
  • 夫が自分との性行為には本当は満足していない(と思われる)ことへの悲しみ
  • 変態行為を楽しんでいる夫への嫌悪感
  • 夫が変態だったという絶望感
  • 夫の好みに合わせた性行為をしないといけないのか?という嫌悪感
  • 夫の性嗜好を満たしてやらないと、また風俗に行くのではないかという不安

 

こういう心境で葛藤しているのではないでしょうか。

 

「夫を満足させなければいけない」(そうしないとまた風俗に通って、私はまた苦しむことになる)

 

「変態みたいな夫とセックスしたくない」(でもそうしないとまた風俗に行って、私はまた苦しむことになる)

 

という、どっちを選択しても「私は苦しめられる」という結論が出てしまうので苦しいかもしれませんね。。。

 

しかしながら、どっちを選択しても、結局自分は苦しい、ということに行きつけば

 

それならもう、自分が嫌なことはしない方がマシだ、ということにも気づけますね。

 

結論を申しますと、風俗に通う既婚男性のうちのほとんどが、奥さんとの性行為が満足していようがいまいが、関係ないのです。

 

風俗利用する人はするし、しない人はしない。

 

そもそも、奥さんご本人も、夫の性嗜好を満足させることが解決策ではないと、気づいているのではありませんか?

 

そんなことをしても無駄だということは、薄々わかっているのではありませんか?

 

私がお勧めしているのは、まずはそこに気づいてくださることです。

 

誰かに相談しても、おそらく

  • 男だから、仕方が無いですよ
  • そんなもんですよ、我慢しないとね
  • そういう男性もいますから…ほとんどの人はそうですから…

 

みたいなことを言われてしまうので、誰にも相談できないという奥さんもいますね。

 

自分の心と相談して選択しよう

もちろん、理解をしてくれる人に聞いてもらって、心を整理してもらえるのがベストではあります。

 

ですが現在の日本では、カウンセラーも含めてほとんどの方が

 

  • 「男性が風俗を利用するのは仕方がない」
  • 「そうなっているのは奥さんにも原因がある」
  • 「奥さんとはできないことをしているだけだから理解するべき」

 

という論調ですので、奥さんが誰かに理解してもらい、心のケアをしてもらうことは本当に難しい状況だと思います。

 

ですから他人はどうであれ、自分はどうなのか?自分はどう感じるのか?夫を満足させるべきなのか否か?それができるのかどうか?その義務が本当にあるのかどうか

 

自分の心の中に入っていき、ご自身の心と相談してくださいね。

 

そこで「夫を性的に満足させてあげたい。それができそうだし、やってみよう」と思うのなら、(ご自身でその結論を出したのであれば)それは素晴らしい選択になるでしょう。

 

あくまで奥さんの心にとって、ベストな選択だということですよ!夫ではなく。

 

一方で、「夫を性的に満足させるなんて無理。そもそも風俗に通っていた夫と性行為するのも今は無理」と感じたのであれば、その選択は素晴らしい選択なのです。

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