夫の風俗利用が発覚してからしばらくすると、夫への怒りが異常に湧き上がってきて、顔を見るたびに
変態!このクソ男!性病かかったらどうするの?人間の屑じゃん!風俗なんて要するに買春でしょ?年頃の娘がいる身で何やってんの父親失格!
など暴言を吐いてしまう。
夫は「もう風俗は行かない、ゴメンなさい」と謝っているのに。
風俗利用した夫にひどい言葉を投げつけてしまう
謝られると余計にまた腹がたち、また暴言を吐いたり、生ごみでも見るような目つきで睨んでしまう。
夫にこんなひどいことを言ってしまうんです、私……何とか止めたいんです
このような状態になっている奥さんがいます。
ご相談いただく内容としては、「どうしたら夫の風俗通いをやめさせられるのか」という相談に次いで多い内容です。
- 暴言を吐いている自分を止められないことが辛い
- ひどいことを言ってしまう自分が嫌だ
- 夫は謝っているのに許してあげられない自分は心が狭い
夫にひどいことを言ってしまう自分への嫌悪感。
そして夫を必要以上に責めて、夫を傷つけている罪悪感。
でもやめられない。やめようと思っているのに、夫の顔を見ると口から飛び出す酷い暴言。。。
それは本当に辛いことだと思います。
怒りの奥にあるのは恐怖や悲しみ、無価値観
夫に暴言を吐くということは、夫に怒りを感じているわけですが、その感情のもっと奥には違う感情があります。
たいていそれは、怖いとか悲しいとか、無価値観(自分には価値が無いという感覚)です。
怖い、悲しい、自分には価値が無い
こういう感情は本当に辛いので、今のあなたには、まだ受け入れることができていないのです。
とはいえその感情は消えるわけでもないので、怒りに姿を変えて表面に出てきている段階、ということです。
夫に怒りをぶつけてしまう、それがやめられないんです…という状態の奥さんは共通して、実は怖れ・悲しみ・無価値観が本当の感情だと思われます。
でも奥さん本人は、まだ「夫に腹が立つ」としか認識できていないのではないでしょうか。
しかし、なぜその怒りが制御できないのか?
それは、自分自身の怖れ・悲しみ・無価値観が刺激されているからだ…と気づけば、夫に怒りをぶつける以外で、自分をケアすることができるように自然になっていきます。
ですから怒りの奥にあるご自身の恐怖、悲しみ、無価値観に、まず気付くことが大事ではないでしょうか。
夫へ暴言を吐きたくなっても抑えようとしないこと
その感情に気づくのは、実は本当に辛いことなので、目をそらしたくなる。
目をそらす手段として、悲しみの感情が怒りに変化し、その怒りを夫にぶつける、という形になっているわけです。。。
今、夫へ暴言を吐くのがやめられない人は、まだ悲しみに気づく心の準備ができていないのですから、仕方がありません!
ですからその悲しみ(怖さ)が治るまでしばらくかかるから、夫へ暴言を吐きたくなっても抑えようとしないことです。
暴言を吐いてしまうご自身を、まず「しょうがない!」と受け入れてしまった方がいいです。
やめようと思ってもやめられないのは、その奥に、癒されていない心の傷があるからです。
自分で自分の傷が「悲しみや恐怖、無価値観だった」と気づいて、それそのものを受け入れるようになれるまで時間がかかります。
時間はかかりますが、必ずその日がやってきますから、焦らないようにしましょう。
その間は、悲しみや恐怖が「夫への怒り」と姿を変えて外に出てくるけど、これは抑えるよりは出した方が良いです。
そして無邪気に風俗で遊んでいた夫には、それを受け止めさせた方が、「妻はこんなに傷つくんだな」と理解もできるので良いのです。
ですからしばらくは怒りを抑えようとしないこと、夫に暴言を吐いてしまう自分を許すこと、自分の中にある悲しい気持ちに気づくこと。
これらを頑張ってみてほしいと思います。