夫の浮気が発覚した後、夫より先に浮気相手の女に対して何らかの働きかけをした方が良いのではないか?と悩むと思います。
夫との関係を壊したくない……それなら、夫と話し合うより先に女の方と話したほうがいいのでは?と……。
浮気相手を直撃するメリットもある
夫が浮気をしていることに気づいた。でも、夫にはまだ浮気に気づいたことを言っていない。
それより前に浮気相手の女性の方にアプローチするという方法を取る方もいるようです。
- 調査会社に依頼して浮気相手の素性を知る
- 夫の不倫の証拠を写真や動画などに取っておく
- 証拠をもとに浮気相手の女に直談判する
- 不倫をやめないなら、あなたの親に言うとか職場に相談するなどと伝える
- 弁護士に相談し、浮気をやめてもらう誓約書を書かせたり慰謝料を請求する
このような方法を取る方もいます。
メリットとしては、最初から夫に向き合う必要がないということ。
夫の性格をよく知っている妻は、「多分、あの人に言っても埒があかないだろうから」と、最初から話し合いを諦めていることもあります。
「浮気をしているの?」と聞いても、しらばっくれたり、逆ギレをしたりしそう。
それだったら相手の女の方に直撃をして、女の方から身を引いてもらった方が手っ取り早い。
さらに妻の方には、夫を取られたという意識があるので、ひとこと女に言いたいことを言ってやりたい。。。という気持ちもあるでしょう。
また、先に夫に話してしまうと、妻に浮気がばれたということがお互いに分かってしまう。
そうすると、水面下でこそこそ会うようになり、証拠を残さないように慎重に行為を続けるということがあり得ます。
そのため、夫に話す前に女を直撃した方がいいと勧めている専門家もいます。
浮気相手の女にこういったアクションをすることによって、女の方がひるんだり、お互いの関係が悪くなって、その不倫が終わるかもしれないというメリットも、もちろんあります。
夫婦修復のことを考えるなら慎重に……
夫に浮気を止めてほしいのは、家庭に戻ってきてもらい夫婦また共に歩み始めたいからだと思うのです。
一番悲しいのは、夫の気持ちが完全に外を向いてしまうことではないですか。
女と別れて欲しいというその理由は、まだ夫を愛する気持ちが残っていて、やり直せるならやり直したいと思っているからだと思うのです。
そんななか、夫と話し合う前に女の方に直撃してしまうと、夫婦修復がしにくくなることがあるため、慎重に考えた方がいいです。
浮気相手の女を守っているつもりの夫
夫を飛び越えて浮気相手の女性の方に直撃すると、夫は妻のことを「敵だ!」とみなすことがあります。
なぜなら、浮気相手の女に対し、「俺はいつも君の味方だ」とか、「絶対君を守るよ」などとささやいている男性は非常に多いです。
不倫恋愛は現実逃避アニメみたいなものですから、仮想敵を用意して、ヒーロー・ヒロインごっこを楽しんでいるのです。悲
不倫を始める動機が、(ヒーローみたいに)女性を守りたい、困っている女を救ってやりたいから、だったりする人も多い。
(職場の部下や後輩と不倫関係に陥る男性には、大抵こういう心理が少なからずあります。)
そんななか、「俺が守ってやる、任せとけ」とか言っているさなか、自分の妻が知らないところで女性の方にアクション起こしたと知ったら。
ヒーロー気取りの夫は、女性をいじめる敵が現れたとみなし、全力で女性の方を守ろうとすることでしょう。
馬鹿な発想ですが、浮気中の男性の精神年齢は5歳児レベルですから仕方がないのです。
夫とその女性は強い結託関係になってしまうこともあります。
浮気夫にも五分の魂
また、浮気は悪いことだと夫も分かっていますが、自分と話しあう前にいきなり女性の方にアクション起こされると、自分の心をないがしろにされたと深く傷つく人もいます。
結局妻は自分のことを大事に思ってくれていない、いきなりそんなことをされて、あまりにもひどい。
もう、自分に対してそんな過酷なことをする人とは夫婦でいられない!本気で別れたい!!
というように感じて、あなたへの愛がすっかりなくなってしまうというケースもあります。
悪いことをしているくせに理不尽ではありますが、浮気夫にも五分の魂です。
ここまで悪感情を持たれてしまうと、不倫女性と別れたとしても、夫婦再建させるためには非常に時間がかかります。
妻は、相手の女性にアクションを起こすことで、女性の側が反省して、夫も「悪かった、妻のところに戻るよ。。。」という展開を期待するのも当然です。
しかし、多くの場合いきなり女性を直撃すると、妻の想定外の展開になりやすいです。
そして相手の女性の方にもっと心理的に肩入れしてしまいやすいです。
まず夫と向き合った方が良い
こういったリスクを考えるといきなり女性の方にアクションを起こすのはやめたほうがいいかもしれません。
それより、勇気を持って夫とまず話し合うこと。
もちろん話し合いの前にはきちんとした証拠を取っておくことも大事です。(夫をやりこめるためではなく自分の身を守るために、です。)
そして、あなたの気持ちを伝えて夫の反応を確かめる、そちらを先にした方が夫婦修復のために良いと思います。
夫が妻の気持ちに気づき、自分が変わらなければならないと思わないと、結局逃げるだけ。
「もう別れたよ」とか言って、実は水面下で続いていたということにもなりかねません。
あるいは妻の奇襲攻撃によってその時の浮気が終わったとしても、妻への怒りや不信感がつのれば、また次の浮気へと行くことも考えられます。
女性と対峙するのは、勇気を出して真剣に夫に向き合っているのに、彼がのらりくらりとかわしてまだ不倫を続けている場合。
あるいは、夫も家庭に帰りたいと思っているのになかなか別れを切り出せず、優柔不断で逃げてばかりの場合。
夫と話し合いをしようとしても埒が明かない時。
そのときは、相手の女性に対してアクションを起こすということも場合によっては必要だと思います。
しかしその前に夫に本音を伝えた方が、修復の段階でお互い歩み寄りやすいはずです。