夫が不倫・風俗問題を起こしたが、夫婦で再構築することを決めた。
しかし……事件を起こした張本人の夫が、再構築に意欲的でない場合が結構あります。
裏切りがバレた瞬間は
- もう二度としない!これからの俺を見てくれ!
- 許してほしい、やり直そう。俺ができることなら何でもやるから!
- 俺を信じて一度だけチャンスをくれ
みたいなことを言っていたのに。
それなのにしばらくすると、今までと一緒、あるいは不倫中と同じくらいに奥さんに冷たくしたり、コソコソ変なスマホいじりを始めたりする。。。
そういうとき、奥さんは、このままこの人と夫婦でい続けることができるのだろうか?と不安になることでしょう。
今まで夫だと思っていた目の前の男性が、以前とは全く違う、意味不明な人間に見えて、「一体全体、私を裏切ったこの男と再構築する意味はあるのだろうか?」とも思うことでしょう。
それが、夫が再構築する気が全然なさそうであればなおさら、奥さんの意欲はそがれていくのです。
再構築する気がないように見える夫の三つの種類
浮気・不倫・風俗問題から再構築を始めたご夫婦のうち、ご主人の方に再構築する気が全然ないように見えるケースには大きく分けて三つの種類があります。
一つ目は、浮気が終わっておらずそもそも再構築ができる状態にはなっていないケース。
二つ目はご主人が再構築する気はあるものの、具体的に何をどうしていいのか分からないので全然再構築する気はないように見えてしまうケース。
そして三つ目が、再構築する気はあるものの、奥さんの不安定な様子や怒りや悲しみを受け止めきれず逃げようとしているケースです。
1)浮気が終わっておらずそもそも再構築ができる状態にはなっていない
夫が再構築する気がないように見える一つ目の理由、これが一番深刻なケースですが、そもそも浮気が終わっておらず、奥さんと再構築ができる状態になっていない時です。
あるいは風俗で奥さんを裏切り、「もう行かない」と約束したのに、実は風俗を辞める気など全然なく、陰でこそこそ風俗通い続けているケース。
この場合はご主人の方に奥さんと本当の意味での再構築をするという気は本当になく、ただ適当に表面上奥さんに裏切りを謝り、奥さんの機嫌が治ってきたなあ、という段階を見計らって、再構築しているふりをやめただけということになりますね。
こういうご主人は再構築という意味が分かっていません。
どちらかというと、自分の浮気や風俗通いで、「夫婦間の関係が壊れた事実」に気づいておらず、奥さんとの関係をやりなおすべき必要性を感じていないという感じです。
奥さんが自分の浮気事件でどれだけ傷ついたのか、自分たち夫婦にどれだけの亀裂が入ったのかということがわかっていないので、そもそも奥さんとの関係性にヒビなど入っていないといった勘違いをしているわけです。
2)「再構築」で、具体的に何をどうしていいのか分からない夫
夫本人も、奥さんとの関係性にひびが入ったことに気づいていて、なんとか再構築したいと思っているものの
具体的に何をどうしていいのかがわからないので、奥さんが望むような態度ができず、奥さんから見ると、再構築する気がないように見える、というケースです。
この夫たちは本当に悪気がないので、悪気なく今までと同じような生活に戻ってしまったりします。
例えば別に女とやりとりしてるわけではないものの、不倫中と同じようにスマホをいじって奥さんの話を無視したり。
あるいは奥さんが嫌がってるのに、友達との飲み会に行ってしまったり。
あるいは「仕事が終わったら早く帰ってきてほしい」という奥さんの希望を無視して、残業があるからと連絡もなしに遅く帰ってきたり。
ご主人本人は、別に女と浮気を再燃させたわけではないので、自分としては再構築を頑張っているつもりなのですが、その言動が奥さんの要望に合わないのです。
奥さんの期待するレベルに到達していないという感じです。
3)妻の怒りや悲しみを受け止めきれず逃げようとしている
三つ目は、奥さんの不安定さを受け止めることができず、再構築の苦行から逃げようとしている夫です。
こういう人は、不倫がバレた瞬間はやり直そう再構築しようと意欲を見せます。
しかし、彼らは考えが甘いので、その時点でもう再構築が終わったと思っているのです。
つまり、謝って、「もう二度としない」と誓えば、それで再構築は終わり、みたいな解釈をしているのです。
しかし……その後に始まる奥さんの強い怒りや悲しみをぶつけられることに驚き、「こんなのは到底耐えられない」と、再構築を投げ出してしまう。
そういうケースがあります。
これも厳密にいえば再構築の意味がわかっていないとも言えますが、まさかこんなに奥さんが怒り狂うのかと驚き、自分がやったことでここまで奥さんがどん底まで悲しむのか……など、そういう状態を見せつけられて「再構築する」と軽々しく言ったものの、その行為の難しさに改めて気づき「もう俺には再構築なんて無理だ」と投げ出そうとしている感じだと思います。
こういうケースが結構あって、一旦は再構築に意欲的だったのに、だんだん再構築する気がないように見えてくる人は、大半がこれだと思います。
彼らが思っている再構築とは、奥さんに優しくしてあげたりプレゼント買ってあげたりして
それをいつもどうり奥さんがニコニコ笑って「ありがとう」と言ってくれたり、浮気したことをすんなり忘れてくれて、「もうしないでね」みたいな軽い戒めで済むぐらいだと思っているわけです。
ですが本当の再構築というのは奥さんの浮気された時のトラウマや女への怒り、夫を信じられない不信感、また次もやるんじゃないかといった疑惑……
こういったものをぶつけられ、それに一つ一つ向き合っていくことですよね。
そして奥さんの不安を鎮めるために、自分のやってきたことをきちんと反省して態度を改め、奥さんの不安を一つ一つ払拭していく具体的な行動が必要になってくるわけです。
ただ、彼らにはそれができない。
「オレが思っていた再構築」と全然違っていて、本当につらいので、途中で奥さんとの再構築といった苦行を投げ捨てようとしている。
そのため、奥さんから見れば、再構築する気がないように見えるわけですね。