浮気している夫は、相手女に入れ込んでいるとき、奥さんの価値を一時的に忘れています。
だから「お前にはもう愛はない」「お前とは戸籍だけの関係なんだ」みたいなことを言うことがあります。
さらに、不倫相手の女も、「彼の奥さんはただの戸籍上の妻であって、もう愛なんてないのよ」と、自分勝手に解釈していることがありますよね。
そして一番の問題は、奥さんご自身が「私はただの戸籍上の妻だ」と、自分の権利を忘れてしまっていることです。
嫉妬と不安から「戸籍上の妻」を見下す不倫女
戸籍上の妻と表現する不倫者たちは、自分たちの愛が真実だということを強調したくて、あえて奥さんを形ばかりのもの、と設定しています。
これは主に、不倫女が持つ奥さんへの嫉妬心のあらわれです。
- 愛がないのに、夫婦を続けさせられている可哀想な彼
- 戸籍だけの夫婦なのに、奥さんは彼をしばりつけている
- 奥さんが「妻の座」にあぐらをかいて、彼に冷たくしてたから、彼は私のところに愛を求めてきたのよ
- 奥さんはただの同居人、子どもの母親だから一緒にいるだけって、彼は言っているわ
- 奥さんは愛されてもいないのに戸籍上の妻だから彼と一緒にいるだけなの
- 彼の愛情は、戸籍上の奥さんではなく、私の方に向いているの
- 彼は戸籍上の妻がいるというのに、リスクを背負ってまで私を愛してくれているの
不倫女のブログとか、質問サイトにはよく投稿されている内容ですね。
これは、奥さんのことを「形だけの妻で、愛されてはいない女性」と見下すことで、自分の劣等感や不安を消しているのです。
自分は都合よく遊ばれている女ではなく、運命の女と思われている!
法的な関係ではなく、情愛でつながっている関係なの!
そう思わないと不安で押しつぶされますから、不倫女の方も必死なのです。
そして不倫女のこういうつぶやきを聞いて、「たしかに」と洗脳された浮気夫。
家に帰って奥さんに小言を言われると「お前なんか戸籍でつながってるだけだ」と逆ギレし始めるわけです。
これは、不倫女の伝書鳩状態になっているだけで、本音ではないのです。
妻自身が「戸籍上の妻」に引け目を感じる
そして何よりも危険なのは、奥さん自身が自分が戸籍上の妻であることに引け目を感じてしまうことです。
- 私は単なる戸籍上の妻なんだ
- 愛されてもいないのに、夫をしばっているのでは?
- 他の女性を愛しているなら、解放してあげるのが本当の愛なのだろうか?
- 戸籍上の妻という立場にあぐらをかいていたから不倫されたんだ
こういう気持ちになるのは、不倫女が嫉妬心から叫んでいる言葉を真に受けているからだと思います。
繰り返しますが、不倫者たちは自分たちの信じている「純愛」を正当化するために、奥さんを無理やり形骸化(形だけの物)させているだけです。
それと同じような思想を奥さんご自身が信じていては、不倫女の思う壺ですからね。。。
不倫女は、本当は奥さんがとても怖いのですよ。
籍に入っている彼の奥さんという存在には、絶対に太刀打ちできないのだということを、本心では感じているのです。
そして奥さんの存在を消してしまいたいから、上記のように、奥さんを形骸化したものと扱っているのです。
不倫女が怖れる「戸籍上の妻」をどんどん示していった方がいい
ですから奥さんは、もっと戸籍上の妻の権利とプライドを持っていいと思います。
今は確かに、夫が不倫女との関係でおかしくなっているので、妻への愛を一時的に忘れているかもしれません。
でも、夫と将来を誓い、籍を入れ、夫婦として生活してきましたよね?
苦しいときも楽しいときもあったはずです。
戸籍上の妻には、ただの紙切れではない、夫婦としての歴史がありますよね。
それを、不倫女の一方的な言い分でひるんでしまってはいけないですよ!
不倫女との関係は、基本的に下半身のつながりがメインですからね。
不倫女とは下半身が繋がっているだけで、本当の情愛ではつながっていないし、ましてや籍でもつながってはいないのです。
そんな女の遠吠えに負けてしまわないようにしてください。
そして、不倫女が怖れる「戸籍上の妻」をどんどん示していった方がいいです。
戸籍上の夫がわけのわからない女に取り込まれそうになっているのなら、やめろという権利があります。
合法的であれば何をしたって、奥さんには許されているのです。
「私は妻です。戸籍上だろうが何だろうが、妻は妻です。ですから、夫の浮気を終わらせる権利があります」
女に対しても誰に対しても、そういう意識を持っていてください。