夫の愛人らしき女から連絡があるが、どう対処したらいいだろう?と悩んでいる奥さんからご相談をいただくことがあります。
本来、不倫相手の女性から、妻に連絡が来ることはそんなにないはずなのです。
ですが、SNSや電話、メールなどで、女が奥さんに連絡してくることがあります。
夫の愛人らしき女から連絡が来た
夫の不倫相手らしき女から、奥さんに連絡が来るときには、大きくわけて2つのパターンがあります。
それは、奥さんが、以前相手の女に連絡をしているときと、何もしていないのに女が奥さんにいきなり連絡してくるとき、です。
奥さんが以前、夫の不倫相手の女性に連絡をしている場合
奥さんが、以前に相手女に連絡を取ったことがあって、それに反応する形で相手の女が連絡してくることがあります。
奥さんが以前、相手の女の電話番号などを見つけ、無言電話を掛けたとか。
女の家をつきとめピンポンダッシュをしてきたことがあるとか。女の職場をつきとめ職場に無言電話や不審メールを送ったことがあるとか。。。
そういうことを、こっそりとやっている奥さんは結構います。こういう事情があると、それに反応して女が妻に連絡をし返してくる、ということが考えられます。
「なぜ、相手の女は私に連絡をしてくるのでしょう?」と奥さんはおっしゃいますが、その理由は本当はご本人が知っていますので、事情に合わせて相手の女の狙いを考えていくことになります。
奥さんはいつ頃、なぜ女に連絡したのか。何を女に伝えたかったのか。もし消化不良で終わったのであれば、その理由は何か。
これからも、その女に連絡をしたいのか、あるいはもういいのか、なども、少し踏み込んでお聞きしています。
これらをお聞きしていると、自然に奥さんご本人が、これから女に対してどうしたいのかに気づき、「私、〇〇します」あるいは「私は、女には〇〇しません」など、ご自分で今後のことを決められるようになることが多いです。
奥さんは何もしていないのに女が連絡してくる場合
一方、奥さんは何もしていないのに、夫の不倫相手らしき女から連絡が来る場合。
「なぜ女から連絡があるんでしょう?気持ち悪いです、どうしたらいいんでしょうか」と、とても不安げにご相談くださいますね。。。
ほとんどの方が、夫の相手の女らしき人から連絡が来たことを、ご主人にも伝えているのですが、だいたいは
「そんなことはない。俺には女なんていない。お前の勘違いだ」
と、ウソをつきごまかし、その場から消えるように逃げます。
ですから妻は、本当に意味不明で、これからどうしたらいいのかもわからないと思います。
数は多くありませんが、年に数人、こういう女に困らされている奥さんからの相談をお受けしますが
こういうことをする不倫女は、メンヘラ率は高いし「私は彼に愛されてます!奥さんとは終わってるのに、奥さんが彼を縛り付けてます!」という勘違いでおかしくなっている可能性大で、対応が難しいケースに入ります。
通常の不倫女は、奥さんにバレたらヤバいという認識はあるし、なるべく奥さんから逃げようとするものです。
それなのに、わざわざ自分から妻と接触しようとする女は、いろんな意味で尋常ではないです。
不倫女が妻に会いたがる理由
ちなみに、不倫女が妻に接触してくるのは、多くは妻が夫の浮気に気づいてからです。
女からの接触によって、妻の中には「女に言いたいことを言ってやれる機会だ」と、受けて立つ人もいらっしゃるようです。
「女も反省したのではないか?謝罪して夫と別れるつもりなのだろうか?」とも考える妻もいます。
不倫夫が「女がお前に会いたがってる」と仲裁しているような場合もあります。
大抵その名目は「奥さんに謝りたいです……」と夫には言っていることもあるので、奥さんはそれを信じて無防備に会ってしまうこともあります。
しかし、このようなことをしてくる女が、妻に会いたい理由は、謝罪でもなければ「別れます」という約束でもありません。
妻にバレているとき、女が会いたがる理由はいくつかあると思います。それは
「私は悪くありません」という自己保身的な言い訳
- 彼(夫)と私は、奥さんが思っているような関係ではありません
- ホテルに行ったのは事実ですが、私が貧血で倒れてしまったので一時的に休憩していただけです
- 彼の方からしつこく食事に行こうと誘われたんで、食事だけはしましたが、それだけです
- 上司ですので断れなくて……セクハラの一種です。会社の人事部に相談しようとも考えています
- 独身だと聞いていました
- 私は夫と子どももいますので、ヘンな噂を立てられるとすごく迷惑です
「だから、私は悪くないので、これ以上ゴチャゴチャ言わないでくださいね」ということを妻に言いたいために、会おうとしているタイプ。
これは、奥さんにバレたということを夫経由で聞いて、自分の身を守るため、そしてこれ以上奥さんが騒いで大ごとになったら面倒だから、何とか妻を黙らせようとするためです。
W不倫の女だと、自分の夫にはバレたら困るので、「夫に知らせたらただじゃおかない」みたいな脅しをかけてくる悪質な女もいます。
不倫の彼の奥さんを傷つけてやりたい
単純に、嫉妬心から妻を傷つけるために会おうとする女もいます。
ひとこと言ってやりたい、どんな奥さんか見てみたい、彼を縛っている女を傷つけてダメージを与えたい。
「彼の妻」への嫉妬も加わるので、会ってみると女は
- 彼は奥さんのこと、女に見れないって言ってます
- 彼は奥さんのこと、大嫌いで、子どもがいなければとっくに離婚してたって言ってます
などなど。
とにかくこういう女の目的は、「彼の奥さん」を傷つけることが目的なので、内容と言えるような内容はありません。
この事例は、結構あります。最近はSNSで暗に妻を誹謗してくるようなパターンもあります。
「彼と離婚して、彼を解放して」
「いつか妻と離婚してキミと一緒になりたいな」という浮気男の言葉を鵜呑みにして、長年待っている女にありがちなパターンです。
このケースは、本当は男からの関心が冷めていて、もうすぐ棄てられるかも?ということが薄々わかっている女です。
ただ、自分が愛されてなどおらず、都合よく遊ばれているだけの女だということを、どうしても認めたくない。そのため
- 彼が前より連絡してこなくなったのは、妻に縛られているから
- いつまでも待たされるだけ待たされ、何の変化もないのは、奥さんが彼を操っているから
- 奥さんさえ身を引いてくれれば、彼は前みたいに私を愛してくれる……!
そのように思考をゆがませることによって、「愛されてなどいない」という事実から目をそらそうとしています。
そして奥さんさえ身を引いてくれれば!という思い込みで突進してくるタイプです。。。
奥さんに伝えてくる内容としては、本当にストレートなものから変化球的なものまであるようです。
- 彼を解放してください
- 彼を幸せにしてあげられるのは私です。今のままだと彼は可哀そうです
- 愛がない家庭でずっと縛られるのは辛いって、彼はいつも言っています
- 奥様には申し訳ないと思ってます。私たちを許してください。私たちの関係を認めてください
このようなことを言ってくる女と夫との関係は、おそらく本当は冷えています。
男性側はもう女に飽きていて、別れようとして音信不通作戦を取ったり、キレイに別れようと努力はしているはずです。
しかしそれに納得せず、「奥さんのせいで!」と暴走する不倫女。
中には、既婚男から「妻には君とのことを話してある、でも妻がどうしても離婚に承諾しないんだ」というウソを信じ込み
なかなか別れないから、奥さんのところに現れて上記のようなことを言ったところ、「あなた、誰ですか?」と奥さんに言われる女もいます。
浮気夫の嘘が露呈する瞬間ですね。。。
最近は減りましたが、少し前は妻が何時ごろ在宅なのかを確認してから、自宅に電話をかけてきて、一方的に上記のような内容をまくしたてる女もいました。
妻は聞かされるだけなのでしんどいですね。。。
その後不倫夫と大喧嘩になるのですが、その際の夫の言葉から、不倫関係はほぼ冷えていて、夫本人も実は別れたいと思っている(でも女の暴走が怖くて別れられない)ということが発覚したりします。
無視するか冷静な態度を取るしかない
ということで、女の方から妻に接触してくるとき、その理由は奥さんへの謝罪でもなければ、別れますという宣言でもないです。
(そもそも謝罪や反省ができる女は不倫などにハマりません。。。)
もしご相談下さった奥さんが、「彼を解放して」系の連絡をしてくる女に困っている場合は、できる限り無視するようにお伝えしています。
どうしても会わないといけない状況であれば、必ず女の発言は録音しておくこと。(自白があれば証拠の一つになります)
そして女には言いたいことを言わせておき、女の土俵には上がらないようにするようにお伝えすることもあります。
- 言いたいことはそれだけですか?
- 私が今後どうするかは、夫婦で話し合ってから私が決めます
という内容を伝える程度にとどめる、という感じですね。
まともではない女を刺激してしまうと後が怖いし、そもそも反省できるような人間ではないので正論を伝えようとしても奥さんが消耗するだけだからです。
浮気をやめさせるために、妻が女に接触すべきときもあります。
しかしそれは、奥さんの方が念入りに計画をして、目的を持って主体的に接触しないといけないのです。
女の方からの接触に無計画のまま乗ってしまうと、傷つけられるだけです。
ちなみに、このような状況になっている奥さんは不安がっていらっしますが、不倫女がこの域まで来ているということは、もうその不倫関係は終盤を迎えているという証です。
女が執着しているだけで、不倫夫の方はもう別れたいと思っている段階に来ている可能性が高いです。
でも、女と対決するのは今ではないので、女からの連絡(攻撃)があるときは冷静に、できるだけ無視、同じ土俵にあがらないように、とお伝えしています。