「旦那の浮気は終わった」を、夫の言動だけで判断してはいけない

水面下の防止

旦那が浮気していたけれど、最近の様子を見ると浮気は終わったようだ。

 

「本当に別れた?」と聞いたら、「別れたよ、心配しないで」と優しく言ってくれる。

 

浮気中は冷たかった夫、でも最近態度が優しくなって、旅行に誘ってくれたりプレゼントをくれたりするようになった。

 

だから、浮気は終わったと思います。。。

 

そう感じるのも無理はありません。

 

しかし、妻が「終わったであろう」と思っていた浮気も、水面下で続いている、ということが驚くほど多いのが現実です。

夫の言動を元に浮気が終わったか否かは判断できない

浮気中の夫は妻への態度が冷たくなったり、あからさまに避けたり、「離婚したい」といったことを言い出したり。

 

あるいは生活態度が変化して、帰宅時間が遅いとか出張が多いとか、いかにも「浮気していますよ」という態度であったかもしれません。

 

一方、妻が気づいて問い詰め、悲しんだりするうちに、夫が気づいて態度が変わってくる。

 

「もう別れた」と妻に言い、帰宅時間も早くなってくる。

 

そうなると、妻は安心すると思います。

 

しかし……浮気する男性は妻バレしたくらいで、サッと不倫関係を清算できる人は本当に少ないです。

 

妻にバレても水面下でこそこそ会い続けている。「まさかうちの夫はそこまではしません」と思うかもしれませんが……

 

しかし、夫の言動を安心材料にして夫を信じ切ってしまい、実は水面下で何年も不倫が継続。

 

ついに女が妊娠してしまい、それをきっかけに本気で離婚を考えた夫が、妻に離婚を宣言。

 

勝手に子どもの学資保険を解約し、家庭の貯金をすべて持って家を出てしまい、女と同棲を始めた……(実話)

 

こういったことが起こり得るのが、恐るべき不倫の世界です。

 

ですからどうか、夫が言う「あの女とは別れたから安心して」と言う言葉を信じすぎないでください。

 

どうか帰宅時間が早くなったから、プレゼントをくれるようになったから、という簡単な態度の変化を「浮気が終わった証拠」ととらえないでください。

 

浮気する男性の「浮気していない態度」の裏には、たとえば以下のような心理が隠れていることがあります。

 

浮気を認め謝い、反省したフリ【自己防衛】

浮気を認め、「あの時はどうかしていた、お前を傷つけて悪かった」と頭を下げ妻に許しを乞う……

 

何とかその場から逃げて妻の怒りを鎮めるために、多くの浮気夫が行うことです。

 

本当に浮気について反省しているか?というと、それは本当に人それぞれでわかりません。

 

ただ言えるのは、本気で妻に対し「悪いことをした」と反省できるようになるのは、不倫関係を清算してから、数か月から数年経ったあとにならないと無理です。

 

妻の心の傷が相当深いことに気づき、妻の情緒不安定につきあい、離婚危機を体感したときに

 

「自分がやってしまったことは、どれだけ人を傷つけたか。失うものが多い行為だったのか」と、やっと反省できるようになるのです。

 

一方、妻バレしたときに瞬間的に「反省してる!」「ゴメン!もう二度とないよ、安心して!」という発言は、どう考えても軽いと思います。

 

本当に反省している夫は、軽く謝れないと言います。

 

軽く「二度としないから心配しないで!」などとは言えない、許してもらえると思えない。

 

そのくらいまで夫が改心しなければ、その言葉はただの「言葉」です。

 

ほとんどが、妻からこれ以上責められないよう、自己防衛的に口から出ている、ただの「言葉」です。

 

妻への態度が優しくなる【罪悪感の軽減】

浮気していたころは、妻に対する態度が冷たかった。無関心だったし記念日も無視。

 

子どもとの時間もとってくれなかったし、家族の行事も嫌々の参加だった。

 

でも最近優しいし、家庭的な態度に戻ってきた……。

 

こうなる理由は、浮気がバレてしばらく経ったために、家族への罪悪感が軽くなったからかもしれません。

 

浮気夫が妻に冷たくするのは、やましいことをしていることをこれ以上知られたくないから、妻を遠ざけておきたいからです。

 

子どもの顔を見られない、家庭の行事を避けるのは、浮気をしている自己嫌悪感を感じたくないからです。

 

しかし、徐々に妻に浮気を知られ、「それでも、もう浮気は終わった」というテイになっていくうちに、罪悪感も軽くなってきます。

 

そうなると、妻に対して優しく接することができるようになってきます。

 

妻を怒らせないためには?これ以上疑わせないためには?

 

夫はそう考え、妻への態度を軟化させるわけですね。

 

「そろそろマンション買おうか?」とか「来年は海外旅行に行きたいね」みたいな家庭の未来を語ったりして、妻を安心させようとする夫もいます。

 

しかしこれらも、水面下で続けている浮気を隠すため……今まではあった「罪悪感」や「自己嫌悪感」も薄れてくるため、そんなことができるようになるのです。

 

浮気・不倫への一種の慣れであり、継続するための知恵でもあります。

 

帰宅時間、休日での過ごし方が元通りになる【アリバイ作り】

浮気中は帰宅時間が深夜、休日もスマホを手放さず一日中自室にこもっていた。

 

でも最近は、帰宅時間も早くなってきて家でご飯を食べる日が増えた。

 

休日も、以前のように家族でお出かけしたり買い物したり……。

 

このように、家庭での時間を増やせば浮気は疑われなくなりますよね。

 

しかし、相手の女と会う時間は以前とは違う時間にしているだけ、というケースもあります。

 

  • 平日夜遅くに会っていた → 平日の夕方に変えた
  • 休日に連絡を取り合っていた → 帰宅前の時間だけやり取りすることに示し合わせた

 

浮気を終わらせたことにしておいた方がいいと判断した不倫者たちは、不倫開始前の生活習慣に戻すことで、妻の警戒を解こうとします。

 

出張と偽り女と旅行しつつ、「出張先のビジネスホテルにいるよ~」という写真をLINEで妻に送付する夫がいましたが、実はその写真はずっと前、別の出張時に撮っておいた写真だったのです。

 

また、スマホや携帯を「いつ見てもいいよ」と奥さんに預ける夫も多いですが……実は、別のスマホを女と共に契約して、会社のロッカーに置いてあったという用意周到な人たちもいました。

 

浮気・不倫には依存性・中毒性がある

一旦浮気を始めた夫が、こうもしてまで浮気を続けるのは、やはり浮気・不倫にはアルコールや薬物に似た依存性・中毒性があるからだと思います。

 

やめようと思ってもやめられない。いけないことだとわかっていても、意志の力で離れることができない。

 

そしてやっかいなのが、夫本人だけが中毒者なのではなく、相手の女も中毒者だということ。

 

薬物依存の人には必ず、薬物依存の仲間がいます。

 

中毒仲間と共にいる間は「なあ、我慢せずやろうぜ?」と誘われ続けることになり、なかなか足を洗えないのです。不倫も、それと同じですね。

 

疑い続ける妻で良い!見抜ける妻になって

一度浮気した夫に「二度と浮気させない方法」は、残念ながら無いと思います。。。

 

絶対浮気をしない薬!があればいいですけれどね。

 

とはいえ、二度と浮気はしてほしくない、という妻の気持ちが歯止めになることは十分考えられます。

 

そのためにも、「浮気は終わった」という夫の言動だけで安心して、信じきってしまう妻にはならないようにしてください。

 

疑い続ける妻でいいのです。夫婦の幸せのために、もう二度と不倫問題を起こさないため、あなたがこれ以上傷つかないために、仕方がないと思います。

 

夫が水面下で浮気しているか否かは、夫を愛するあなた以外、見抜けないです。

 

夫が好きだからこそ、本来備わっている「女のカン」をしっかり働かせてください。

 

「信じてあげないといけない」という気持ちは、あなたの勘を鈍らせます。

 

夫を愛するからこそ、夫婦修復したいからこそ、水面下を見抜ける賢い妻でいるのだ!と考えるようにしてください。

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